BIG ME club | 内藤景代が毎日更新する 日誌風エッセイ 最新情報 |
内藤景代 記 |
2002年8月15日(木) ●「月遅れのお盆」で、敗戦記念日。「終戦記念日」 ★ご先祖の魂とともに、「鎮魂(ちんごん)」の日 ★富士山と爆撃目標 ●象のはな子さん。戦後を生きぬき、今も元気 |
||
16.12.19 ◎以下に ※追記: ※※追記: ※※※追記:があります。写真入り |
||
きょうは、「月遅れのお盆」で、敗戦記念日です。月は上弦 ●昭和20年(1945年)8月15日の 「月遅れのお盆」の日に、 日本は、戦争をやめました。 広島や長崎に 原爆(げんばく=原子爆弾) を落とされても、 やめなかった戦争を、 お盆の日に 終戦(しゅうせん)」として、 やめる…… そして、8月15日の「月遅れのお盆」の日は、 「終戦記念日」として、 わたし達・日本人に長く記憶されることになりました……。 「鎮魂(ちんごん)」の日として …ご先祖の魂とともに、 戦争でなくなった御霊(みたま)も、 同時に冥福(めいふく)を祈られる日。 それが8月15日です。 ●↑きのう、お約束した三浦半島から見た、 夕焼けの富士山です。 とても「平和の象徴」に感じます。 …お正月の元旦の、 おめでたい絵のようです。 ●…ところが、富士山がある限り、 空爆(くうばく)などのある 「3次元の戦争」になったら、 必ず、日本は負ける…… という話があります。 現実に、57年前の戦争が、そうでした……… ●日本は、富士山が雲から上につきでてそびえているので、 飛行機で空中から 空襲(くうしゅう)するアメリカを相手にしたら、 必ず、負ける……と、 戦争中から 密かに(ひそかに)いわれていたそうです。 富士山を中心に、 レ−ダ−で位置をさぐれば、 隠れようがないわけですから… ●…いくら、 2次元の 平面の 地上で、 アメリカ兵が上陸してきたら、 男性は竹槍(たけやり)で、 女学生をはじめとする 女性は長刀(なぎなた)で、 精神力で闘う…… と覚悟をして訓練していても ――1次元多い、 空中から爆弾を落とすという ――3次元の攻撃には、 負けるのは、 当たりまえ………です。 ●さて、戦争が終わり、昭和24年(1949年)。 ●戦後4年目の、この年は、 ノ−ベル賞を日本人としてはじめて物理学者の湯川秀樹氏が受賞した年です。 ―欧米の世界に、日本が「認知された年」なのかもしれません。 ●同じ年――昭和24年(1949年)――に、 2匹の象が、インドとタイから 「平和の象徴」である「日本の子ども達への贈り物」として、 東京の上野動物園へやってきました。 ●幼かったわたしも、象を見に、 近くだった上野動物園へ、よく姉に連れられて行っていたようです。 ●そして、わたしが小学生の頃、 学校の写生大会で、2匹の象の絵をかき、 賞をもらった記憶があります。 灰色で耳を四角く大きくかいた象の絵でした。 ●その時、絵にかいた象の「はな子さん」が、 今も、元気で井の頭公園の動物園で、暮らしています↑。 2才半で、タイから来た「はな子さん」は、 日本の戦後をともに生き、今、55才くらいです。 象の年令からすると、100才以上でしょうか。 ※戦前・戦争中に、上野動物園で飼われていた タイからきた「先代の象の花子さん」は、 餓死(がし)させられました ……エサが欲しくて芸をしても、もらえずに………死んでいきました。 この哀れなお話は本になっています。 戦後の「はな子さん」は、2代目です。 ●さて、むかし、わたしがよく見に行った、 懐かしい「はな子さん」は、井の頭公園の象舎の中で、 後向きでおしりを向けてしっぽだけを見せていても、 2メ−トルくらいのそばで、 「はな子さん!」 と呼びかけると、ゆっくりとからだをこちらに向けて、流し目(ながしめ)で、こちらを見ます。そして、鼻をぶらぶらさせます。 「はな子さん! エサを食べるのを見せて!」 というと、足もとのキャベツを鼻で器用に丸め↓ 口に運んで、上のよう↑に食べてくれました。 ●数年前、会いに行った時は、 すりつぶしたエサしか食べられなくなった… と看板には、かいてありました。 ……が、実際には、キャベツを自分の前足で踏みつぶして、 柔らかくして、食べていました。 そして、今年は元気に、キャベツをそのまま食べていました。 ●この話を、生徒さんにすると、 親子連れで、さっそく、はな子さんに会いに行った方がいます。 保育園と小学1年生の3人のお子さんが、 「はな子さん!」 と呼びかけると、やはり、後向きでおしりを向けていても、 こちらをむいてくれたそうで、 子どもさん達は近くで見られるし、答えてくれるし、で 「はな子さん!」 「はな子さん!」 と、興奮して喜んで長時間、はな子さんさんの前にいたそうです。 ●同じ1949年(昭和24年)に、 インドのネ−ル首相から「親善大使」として、 自分の娘の名前「インデラ」と名づけた象が贈られました。 象の「インデラさん」は、当時の子ども達にスゴイ人気でした。 東京まで来られないひと達のために、 全国ツア−(?)をして大人気だったそうです。 その象の「インデラ」さんは、49才で上野動物園でなくなりました。 ●――ユング心理学的にいうと、 象は、「自我(エゴ)を超えた、 全体的な自己であるセルフ」の象徴です。 BIG MEの象徴でもあります。 ●へ−ゲルにより、 「歴史(世界史)をもたない国」といわれた、 「永遠」を求める国、インド。 * ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: * ※ へ−ゲルは、ドイツの哲学者: 「意識の進化で、神になったとへ−ゲルはいう」 ―――『聖なるチカラと形・ヤントラ』 154n 図22 http://yantra-book.nay.jp/ ※→このあたりのことは、 『ヨガと冥想』 11n「インド、4000年の歴史と、ヨガの関係」 http://www.yoga.sakura.ne.jp/ym-book/ を読んでください。 * ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: * ●――そういう「変わらないもの」や 「永遠」や 「真理」しか 興味がなく、 「変化」し変わるものである 「歴史」に興味をもたない インド人の傾向…。 その結果、 「イギリス帝国の植民地」になってしまった インド。 インドは そういう自分に目覚めました。 * ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: * ※→このあたりのことは、 『ヨガと冥想』 144n http://www.yoga.sakura.ne.jp/ym-book/ 「アメリカを発見した、導師――ヴィヴェ−カナンダ」 を読んでください。 * ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: * ●そして、ガンジ−などの独立運動で、 第二次世界大戦後に、インドは独立し、 ネ−ルが首相になりました。 そして、ネ−ルは 「父が娘に語る、世界の歴史」を説きおろし(?)ました。 自分の娘に語りながら、 同胞のインド人達に語ったのでしょうが、 世界的なベストセラ−になったようです。 ●その「父の語る、世界史」をきいて育ち、 政治家になり、 首相としてインドを改革したのが、 「ネ−ル首相の娘」であり、 ガンジ−家の嫁である、 インデラ・ガンジ−です。 ――日本の象に自分の名前をくれた ……「インデラ」さんです。 ●インデラ・ガンジ−首相は、 同胞のインド人に暗殺され、 飛行士だった彼女の息子も同じように暗殺されました… ●――そして、今、インドは パキスタンと一触即発(いっしょくそくはつ)の緊張状態です。 パキスタンは 、紀元前2500年頃に栄えた、モヘンジョ・ダロやハラッパ−などの インダス文明の発祥地で、ヨガの起源がここにある…ともいわれています。 * ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: * ※→このあたりのことは、『ヨガと冥想』 11n http://www.yoga.sakura.ne.jp/ym-book/ そして、『聖なるチカラと形・ヤントラ』 その2章がくわしいです。 http://yantra-book.nay.jp/ とくに-2章-図6には、古代のインダス文明の地図や、 モヘンジョ・ダロに残されたヨガ行者=シヴァ神や 卍など、ヤントラの土製・印章の図解あり。 http://yantra-book.nay.jp/mokuji-2.htm * ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: * ●かつて、ひとつの国で、 血を同じくするひとも多い… インドとパキスタン。 多神教のヒンズ−教(インド教)を信じるインドと、 一神教のイスラム教を信じるパキスタン。 ひとつだった国は、 ふたつに分かれ、 「核(かく)保有国」として牽制(けんせい)しあっています。 →→ ●……「永遠なるもの、変わらないもの」を愛し、 ヨガや仏教を生み、 「平和の象徴」だった ――むかしは「天竺(てんじく)」とよばれた聖地 ――インドが、核兵器で戦争しかねない、今の状況です……… ●「平和の象徴」は、 「象のはな子さん」かもしれないな〜と、わたしは、思います。 長生きしてほしいです。 〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜 〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜 ※追記:先代のハナコさんのお話の「本」についてご質問がありましたので、 以下に追記します。 井の頭公園の2代目花子さんは、まだ、まだ、元気で人気者。 めでたいことです。2005年3月12日(土) 景代 記 ●書名「かわいそうなぞう」 作: 土家 由岐雄 絵: 武部 本一郎 出版社: 金の星社 本体価格: \900 発行日: 1970年 ●ステップをふむ元気な2代目花子さんの写真は、こちらへ【2003年8月15日(金)★ 敗戦記念日。戦後すぐに日本へやってきた「象の花子さん」は、今年も元気。 ★「ないものを、想像するチカラ」が、「想像力」すなわち、「イマジネ−ション」★「絶望」は、「豊かなイメ−ジがわいてこない状態」かもしれない★だとしたら、「想像」する、再現する…などの、瞑想(冥想)の第一歩が、おすすめ】 〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜 ※※追記::2012年も、象のはな子さんは、元気です。2012年8月15日記 2011年11月1日、呼びかけに応え軽やかにダンスをするような、象のはな子さんの写真とお話は、こちらへ。 【2011年11月1日(火)縦(|)の糸を梵語で〈スートラ〉、横(―)の糸を〈タントラ〉■〈経典〉を=スートラ『ヨガ・スートラ』は『ヨガ根本経典』■崇高な縦糸=お経に対する〈現実(リアル)的な横糸=タントラ=実践〉■瞑想したりポーズするヨガを「タントラ・ヨガ」=「密教ヨガ」★糸のように細い葉、五芒星の紅い花、ルコウソウ(縷紅草)★《見るは、見られること》赤トンボ(赤蜻蛉)●象のはな子さんは呼びかけに応えダンス★「群【賢】、象をなでる」★暗闇で自分の立ち位置で巨大な象に触れると、みな違う意見。暗闇を《光》が照らすとみな正しいが、大きな全体の部分とわかる★〈意味のある偶然〉共時性(シンクロニシティ)《小さな〈偶然〉に喜べる》と毎日が楽しい★3.000年に一度花を開くウドンゲノハナ(優曇華の花)と《如来の出現》 如来とは「修行を完成し、悟りを開いた人◆ヨガと瞑想(冥想)は、仏教の悟りを開く〈=菩提(ぼだい)を得る〉方法◆菩提の2つの意味●エンジェル・トランペット 上向き 下向き「ダチュラ」 麻酔薬 ☆ど根性 植物☆アスファルトを突きやぶる「ひこばえ(孫生え)」●ピンクのカクトラノオ(角虎の尾)別名;ハナトラノオ(花虎の尾)●サボテンの花 大輪 白花●異常気象の地球 メランコリーな軽いウツ状態●P・ヴェルレーヌ 秋の日の ヴィオロンの…うら悲し●季節ウツ病は《光》が足りない●「なめる猫たち」立冬 小雪 】 |
||
※※※追記::2016年5月に、象のはな子さんがなくなりました。合掌 ※※※追記: 【象のはな子さんが、国内最高齢の69歳で 2016年(平成28年)5月26日(木)午後3時4分、 井の頭公園で、静かに息を引き取った】ということです。 幼なじみのはな子さんを、上野 動物園で写生をしたり、 「戦後日本の平和の象徴(シンボル)」として愛していたので、 とても哀しく、すぐに※追記をアップできませんでした・・・。 …冥福を祈ります。合掌 国民の象徴(シンボル)としての明仁天皇の「お言葉」のあった年、 トランプ氏が次期アメリカ大統領に決まった年、 2016年(平成28年)の出来事として、記憶に刻みたいと思います。 【共時性(シンクロ事象)】を感じます。 よい方向性(ベクトル)への〔変化〕がおきますようにと祈ります。 2016年12月19日(月) 内藤 景代(Naito Akiyo)記 |
||
★★2019年7月14日記 ★★「民主主義の原点」、フランス革命の記念日★★★★★★★★★ ↑↑その後、 JR吉祥寺駅・北口の広場に、 ゾウ(象)のはな子さんの銅像ができました。↓↓ みんなが なぜる鼻などは、すでにピカピカに輝いています。 季節により周囲の飾り付けが変わるようです。 そのお話との写真はこちらへ ↓↓↓ http://www.bigme.jp/00-18-12/18-12/18-12.html |
||
|
||
☆ ヨガと瞑想 など関連サイトのご紹介☆ |
||
←★前へ | ◎全バックナンバー◎ | 次へ★→ |