BIG ME club | 内藤景代が毎日更新する 日誌風エッセイ 最新情報 |
内藤景代 記 |
2002年7月12日(金) ◎浅草の金龍山浅草寺(せんそうじ)のほおずき市 ◎ほおずき(鬼灯、酸漿)を透明なオレンジの中身がからっぽの球体にするには、「力の加減」がむずかしかった思い出。海ほおずき |
★このペ−ジのタイトルを「内藤景代が毎日更新する 日誌風エッセイ 最新情報NEW」」とすることになりました。長いので通称は、「日誌風エッセイ」です。 ●それにともない、「いい加減」にその時の感じで、ふたつのサイトのいろいろな場所で紹介していたものを、細かくチェックし、直しました。 →→ ●内藤景代の公式サイトBIG ME club のトップペ−ジの左フレ−ム(目次)に新しい項目を入れました。NAYヨガスク−ルのトップペ−ジの下段の「9」BIG ME clubの項目にもひとます増やし、ここへ直接、リンクでとべるようにしました。サイト・マップも変更。 ●その他、バラバラだったこのペ−ジのタイトルを「日誌風エッセイ」に統一するために、あちこち点検し直しました。「エッセイ風の日誌」「エッセイ風日誌」、「日誌風のエッセイ」…意味は「みんな同じ」ですが、タイトルとしては、「みんな、ちがう」… 直すのは時間がかかりました‥ ★たとえば「検索」すると、キカイであるコンピュ−タは、人間のようにみんな同じとは、認識しません。みんな、ちがう。 コンピュ−タは、マジメちゃんで、固い頭なのです。 その分、正確…でも、つきあうのはタイヘン〜 ●さて、7月9日から浅草の金龍山浅草寺(せんそうじ)のほおずき市。 ●丸いオレンジ色のほおずきをゆっくりもみほぐして、中に固まっている白い種を、ほおずきのガクの付け根の5oくらいの穴から、少しづつ、爪楊枝(つまようじ)で出していく… 静かに…あせらないで…落ちついて… 透明になっているほおずきの皮をつき破らないないように… そ〜っと… 小さな子どもだったわたしは、「力の加減」がむずかしくて、 よく途中で失敗しました。 一所懸命になると、力がついはいり、 ほおずきを破いてしまう… それまでの努力は水の泡(あわ)… かなしい‥ そして、情けない気持ちで、また、固いほおずきからはじめる …そのうち、あきてくる… そして、また失敗。 ●上手なひとは、ほおずきの中身をすっかり出して、透明なオレンジの中身がからっぽの球体にします。陽にかざすと光が透けて見えます。光でチェックしながら、球の中に水を入れて種を洗い出し、ひとつぶ残らず、残った種を出していきます。 ●そして、それをよく洗い、くちびるにのせて、ほおづきを口の中で鳴らします。海の底で響くような、音…が聞こえます。 あの頃は、そういう音色(ねいろ)をだせることが、 少し「大きくなった」ことのあかしのひとつで、憧れの「境地」でした。 ●わたしは、なかなかできないので、縁日で小さなかごに入った「海ほおずき」を買ってもらい、少し塩からい(しょっぱい)海の香りと味をかみしめながら、海ほおずきをブ−ブ−と鳴らして喜んでいました。暑い夏の思い出のひとつです。 ●海ほおづきは、平たい中空の半透明の黄色い(着色?)海藻の一種で、小さな三角の穴をあけて、ほおずきのようにしてあります。今でも、海へ行くと屋台で売っているのをときどき見かけますが… ●なんで、あのころは、ほおずきを鳴らすことに、 あんなに情熱(?)をかけられたのでしょう? そこへ至るまでの、長い時間… よくいわれることですが、子ども時代の時(とき)は、とてもゆっくり流れていたようです。 今は、小学校時代から腕時計をはめ、 携帯で約束(アポイント)をとって、 塾や習い事のあいまに、遊ぶ…といわれます。 子どもたちの時間は、今もゆっくりと流れているのでしょうか? |
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