内藤景代の瞑想フォト・エッセイBIG ME club 内藤景代公式サイト akiyo記 | ||||||||||||||||||||||||||||||
ヨガと瞑想による「気づき」で、自分と世界が広がる、こころ豊かに季節を感じるフォト・エッセイ | ||||||||||||||||||||||||||||||
2011年9月1日(水)●インドボダイジュ(天竺菩提樹)の果実の数珠 煩悩の108粒 ●アシタバ(明日葉)「夕べに葉を摘んでも明日には芽が出る」名の由来 白い花● ●ヒマラヤみやげ・108の煩悩→107の美しく変身する秘密は『こんにちわ私のヨガ』 ●マツバボタン(松葉牡丹)別名「ホロビンソウ(不亡草)」=まん中から別の花 ●紅白のサルスベリ(百日紅) ●カジノキ(梶の木)と緑の実と赤い実=集合果(偽果) ●昼に咲くヒルガオ(昼顔)・『昼顔』カトリーヌ・ドヌープ 澁澤龍彦 ●塀の上で見てる三毛猫・白露・秋分 |
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上弦 9月5日満月 9月12日 下弦9月20日新月 9月27日 24節気の白露(はくろ)9月8日 秋分(しゅうぶん) 9月23日 ●今年は数カ所でアシタバ(明日葉 あしたば)の花が咲いているのに、出会い、 不思議な気持ちになりました。上の写真。 というのも、かつてアシタバ(明日葉)は、健康によい貴重な葉として、 もてはやされ、珍重されていたからです。 (こんな道ばたに何気なくはやしておいて、盗まれないのかな?) と思うほど、ン十年前のブームは、すごかったです。 ●アシタバ(明日葉)という名の由来は 「夕べに葉を摘んでも、明日には芽が出る」 という、強い生命力からです。 その貴重なアシタバ(明日葉)は、 伊豆の大島にしか自生しない、ともいわれ、 毎日、大島から空輸するという小料理店へ、 わざわざ食べにいった思い出があります。 天ぷらや、おひたしなどアシタバ(明日葉)づくしの料理でした… ●その後、スーパーにも出まわるようになり、セロリやセリのように売っています。 食べるのは、葉と茎です。食物繊維がたっぷり。 歯ごたえがあり、美味しいです。 ・アシタバ(明日葉)は強壮作用があり、 便秘予防、利尿作用、糖尿病などにも効果があるといわれます。 血液の巡りをよくして血栓などを防ぎ、ミネラルやビタミンも豊富なので、 健康食品として人気が高まっています。 ・アシタバ(明日葉)は、セリ科 シシウド属。 日本が原産で、伊豆大島だけでなく、八丈島などの伊豆諸島や、 房総半島などの太平洋岸に自生しているそうです。 さすがに、「夕べに葉を摘んでも、明日には芽が出る」ほどではないけれど、 〈強靭で発育が速い〉植物であるのは、たしからしいです。 ・アシタバ(明日葉)の花は、 5ミリほどの白い小花が無数に放射状に広がって咲きます。 ウドの花に似ています。上の写真。 ●照りのよい茶色の粒をつなげたネックレスのように見えるのは、 ボダイジュ(菩提樹)の果実の数珠(じゅず)です。 ●菩提樹は、シャカ(釈迦)が、樹下の瞑想で「菩提をえた樹」という意味で、 菩提をえるとは「瞑想で悟りを開く=覚・智・道」という意味です。 その樹は、日本に伝わるボダイジュ(菩提樹)ではなかった、と、 先月、先々月と、お話しました。 ●シャカ(釈迦)が、樹下の瞑想で「菩提をえた樹」は、 インドボダイジュ(天竺菩提樹)です。 そのインドボダイジュ(天竺菩提樹)の果実を干して、 108粒にヒモを通し、つなげた数珠が、上と下の写真です。 Ryoさんの北インドみやげにいただきました。感謝! ヒマラヤ近くの道場(アシュラム)は、7月でも寒かったそうです。 108粒は、煩悩(ぼんのう)の108に対応しているといいます。 この数珠を1粒ずつ動かして、マントラ(真言)を唱える瞑想もあります。 ●上の写真は、インドボダイジュ(天竺菩提樹)の果実の拡大写真。 天然物なので、1粒ずつが違い、 色やシワやすじのぐあいなどで「通(つう)」は選ぶといます。 わたしが、むかしいただいたインドボダイジュ(天竺菩提樹)の数珠は、 色がもう少し、黒っぽかったように思います。 先月、お見せした、日本のボダイジュ(菩提樹)の果実は、 エゴノキに似た黄緑色の果実が茶色くなっても、 シワやすじは、ほとんどできません。 このインドボダイジュ(天竺菩提樹)の数珠(じゅず)は、使いこむと、 とてもよい照りになることでしょう。 ●「108の煩悩」といえば、 わたしのデビュー作 1975年刊行の『こんにちわ私のヨガ』は、 日常生活の「107の実践行為(カルマ)」で、 〈美しく変身する秘密〉をかいています。 なぜ、107かというと 「108の煩悩」より「ひとつ少なく」したかったからです。 ――どうして? それは、秘密です(笑)。 『こんにちわ私のヨガ』美しく変身する107の秘密 は、こちらへ。 仏教の変遷とヨガの関係についての詳細は『ヨガと冥想』をどうぞ。 ☆ネット書店 こちらへ ●Amazon ●濃いピンクのマツバボタン(松葉牡丹 まつばぼたん)。上の写真 濃い緑の葉が、多肉植物的な「松葉(まつば)」に似ています。 マツバボタン(松葉牡丹)の別名は「ホロビンソウ(不亡草)」。 年ごとに[種]がこぼれて、新しい花がはえてくるのが、名の由来。 山里(やまざと)の石垣から、垂れ下がるように生えていた光景を覚えています。 東京でも、見なれた花ですが、 通りすぎるとき、今年は、どこか、違和感が・・・ 近づいて見ると、 まん中の黄色いシベと思っていたところから、 透明な薄ピンクの花が、1輪だけ開花していました。下の写真。 よく見ると、半数以上の花が、 黄色いシベ(?)のあいだから 透明な薄ピンクの花が1輪だけ突きでて、咲いていました。、 キク(菊)科の筒状花(管状花)のようなものでしょうか。 深追いしませんが… 2~3センチのマツバボタン(松葉牡丹)の花は、大きなボタン(牡丹)とちがい、 スベリヒユ科です。 ボタン(牡丹)は、ボタン科ボタン属。 ●白露(はくろ)が9月8日。 ・白露は、24節気のひとつで、 まだ暑いですが、「まわりの大気(たいき)が冷えてきて、 水滴(すいてき)が、白露(しらつゆ)のように葉に宿りはじめる時季」です。 ●今年は、暑い盛りにサルスベリ(百日紅 さるすべり)の花をよく見かけました。 一番下に、樹上の紅い花と、拡大写真を掲載しています。 ・濃いピンクのサルスベリ(百日紅)だけでなく、 白いサルスベリ(百日紅)も、あちこちで見ました。下の写真 泡(あわ)が湧くように次々に開花した 白い泡のような花びらがもこもこして、 白いサルスベリ(百日紅)の木は、青空に涼しげに咲いています。 風が吹くと、しゃわしゃわと微かな響きがするように感じます。 ●白露の時季に咲く花のお話と写真は、こちらへ 【2009年9月1日(火)「快眠 瑜珈」が台湾版の翻訳[ベッドの上で簡単にできる「寝ヨガ」レッスン<快眠CD付>]の題名 中国版は「睡眠 瑜伽 」 ヨガの翻訳語は「瑜珈」と「瑜伽」 奈良時代にヨガが中国経由でインドから伝来したときは「瑜珈」と「王」偏。 サンゴバナ(珊瑚花)集合花 別名フラミンゴプランツ 南方熊楠「イスノシア」とよぶ・「植物の戦略」 ショウジョウソウ(猩々草) ポインセチアは猩々木(ショウジョウボク)マルバハギ(丸葉萩) ・キノコ(茸)に「免疫」増強作用や「抗酸化」作用 長毛の猫ヒマラヤン タイサンボク(泰山木)集合果 白露 秋分 】 ※24節気とは、太陰暦の時代に、太陽の運行(黄道)を基準に、1年を24等分し、季節の変化を知るために考案。1節気は約15日 ●秋分(しゅうぶん) が 9月23日 。 ・秋分は24節気の1つで、「太陽が黄道(太陽の道)の<秋分点>にきたとき。 お彼岸のお中日(ちゅうにち)」です。 秋分は、天体を球体にした天球儀でいうと、春分の180度反対側で、太陽が「秋分点(しゅうぶんてん)」にきたときです。 ・秋分の時季に咲く花のお話と写真は、こちらへ【 2003年9月24日(水) 『万葉集 』で、山上憶良が「萩の花 尾花 葛花 なでしこが花 をみなへし また藤袴 朝顔が花」と、「秋の七草」をよむ。「春の七草」の歌との口調(リズム)のちがい。(5・7・7)×2と(5・7)+(5・7・7)。こころをうたう「定型詩の形」の変化は「呼吸のリズム」のちがい? オミナエシ(女郎花)とオトコエシ(男郎花)の花】 ●カジノキ(梶の木 かじのき)とその赤い実を、はじめて見ました。 ・カジノキ(梶の木)は、ご神木として神社に植えられてきました。 カジノキ(梶の木)葉は、神饌(しんせん=神への供物)をのせる皿の代用とされたそうです。 ・上の写真↑の梶の葉の形は、紋所にもなっています。 ●カジノキ(梶の木)は、雌雄別株。 クワ(桑)科 コウゾ(楮)属。 ・カジノキ(梶の木)の雌株は、緑の球体の果実をつけます。 8月の終わり頃に、直径2~3センチの緑の球体は、 細長い赤い実を丸くつけます。上の写真↑。 海のイソギンチャクのひらひらにも似た、艶(つや)のある果実です。 ・果実は、イチゴなどのベリー類と同じ、「集合果(偽果)」です。 鳥たちが喜んで食べています。 甘いそうで、人間も食用可、だそうです。 ・くわしくいうと、「果実のようにみえる部分」は、〈花披片と子房の柄が肥大して液質になったもの〉です。 ・肥大し、液質化した花被片に埋もれて〈種子のように見えているものが、本当の果実(痩果)〉です。 ・ストロベリー(イチゴ)や、ブルーベリーなどほかのベリー類 と似た構造です。そのお話は、こちらへ【2003年5月27日(火) ♪イチゴ畑よ、永遠に♪ と『ライ麦畑でつかまえて』の関係。♪ IMAGIN (イマジン)♪ ビ-トルズのジョン・レノン。イチゴのツブツブとほんとうの果実の関係。ヤブヘビイチゴより小さい、ヘビイチゴ。イチゴ大福】★ど根性 植物★ シリーズ その17
●よく通りすぎる公園の生け垣が、ピンクの花園のようになっているので、 足をとめて、園内にはいってみると… 薄いピンクのヒルガオ(昼顔 ひるがお)の花が、 四方八方に、ツル(蔓)をのばし、生け垣の上、あちこちに花を咲かせていました。 上の写真↑ ツツジ(躑躅)やヤブラン(薮蘭)の葉…はてはエノコログサ(猫じゃらし)の上などまで。 ツル(蔓)を縦(|)にのばしているヒルガオ(昼顔)はよく見かけますが、 これだけ広域に、のび広がっているのを見るのは、はじめてです。 ●生け垣や低い街路樹などにからんで、 今年は、あちこちで見かける、ヒルガオ(昼顔)。 ・朝に咲くアサガオ(朝顔)は5~10センチの大輪の花ですが、 昼に咲くヒルガオ(昼顔)は、形は似ていても、3センチほどの小さな花です。 ・『昼顔』というカトリーヌ・ドヌープ主演のフランス映画がありました。 貞淑な人妻の「昼の顔」…を、いまでも美しいカトリーヌ・ドヌープが演じています。 わたしの卒業論文の先生でもある澁澤龍彦さんが、 北鎌倉のご自宅で「いいよ、彼女は!」と盛んにほめていたのを思い出します。 ・ヒルガオ(昼顔)は、☆ど根性 植物☆という言葉は似合わない、 儚(はかな)げな花です。 とはいえ、陽に焼けた金属フェンスにツル(蔓)をからませてのびたり、 したたかに、暑い夏を生きのびて、陣地を広げています。 雑草として、刈りとられないことを祈ります。 ・「昼顔」好きの澁澤龍彦さんが、わたしの先生の理由(わけ)はこちらへ 【2002年7月14日(日) 「民主主義の原点」、パリ祭。 三色旗、自由、平等、博愛。個人(ME)と社会(BIG)の対立を、フランス革命をヨコ軸として考えた、わたしの卒論。ルソ-で高名な平岡 昇先生と、サド裁判の澁澤龍彦さんのお二人が、わたしの早稲田大学の卒業論文の先生の理由(わけ)】。 ●森の上に広がる、真夏の青空と雲。 ●このところ、ご自分の「こころ と からだ と 気分」の 「なんとなく、の リズムや調子」は、いかがですか? ●38度ちかい猛暑になったり、22度くらいの寒い日になったり、 高低差のある8月でしたが、お変わりありませんか? ・節電しつつ、なんとか夏をやり過ごしたと思ったら、 放射線の被害が食品におよび、注意が必要なようです。 ◆8月19日、茨城県鉾田市の玄米から、微量ですが、 全国で初めて放射性セシュウムが検出されたそうです。 放射性セシュウムは、糠(ぬか)や胚の部分につきやすいそうです。 胚芽をつけたままの米が、玄米であり、胚芽入りが胚芽米。 玄米や胚芽米を主食になさっている方は、生産地や検査結果など、 これから十分な注意が必要なようです。 ・場合によっては、玄米や胚芽米より、白米のほうが体によいということになりそうです。 また、今のお米は、ブレンドするので、新米(しんまい)より、 古米や古々米のほうがいいという、逆転現象もおきているそうです。 ・あまり不安になったり神経質になることはよくないですが、 免疫力がついていない、小さいお子さんがいるおうちなどは、注意が必要でしょう。 ☆放射性セシュウム は、半減期は30年ですが、 体内に取り込まれると100~200日残留するそうです。 ・だから体内に蓄積される放射線は、新陳代謝をよくして、排出することが大切です。 要するに、デトックスと同じで、できるだけ速やかに、 毒素を排出するような食生活や、体をつくる必要があるでしょう。 つまり、尿、汗、便を出やすくする、 適度な水分補給、食物繊維の多い食事、 海藻、野菜、果物などカリュウムの多い食事、 自律神経の働きを高め、免疫力を高める、毎日の適度な運動、 質のよい睡眠・・・等々が大切です。 ★とくに、免疫力を高めることも大切です。 免疫とは、血液中の白血球の働きにより、 病気から体を守る仕組みのことです。 免疫の中枢は、胸の胸腺です。 胸は、冷やさないようにして、 「いつでもあったかい胸」でいると、 免疫力も高まります。 「脳‐胸‐腹の体内の気が、 お腹は熱く、胸は暖かい、脳は冷静」 という温度差(グラデーション)」 すなわち冷‐暖‐熱になっていると、 元気に、クールに、幸せな気持ちで生きられます。 ・冷‐暖‐熱の瞑想は、 『いつでもどこでも「瞑想」入門 幸せになれる!』(PHP文庫)をどうぞ。 ・免疫力を高める睡眠法は、 『短く深く熟睡する法』王様文庫 三笠書房をどうぞ! 全国書店で発売中です。 ・ネット書店●Amazon ★「見ている猫(ネコ)」シリーズ、その33 ●気まぐれに、細い路地(ろじ)を曲がったら、 視線を感じました。 (どこかな~)と周囲を見回すと、上方の、 細い板塀の上に座り、壁越しにのぞいている猫を発見(写真1)。 (みーつけた!)とばかりに、静かに近より、見上げると、 逃げはしませんが、視線をそらし、見ないふり(写真2)。 朽ちかけた塀の真下までくると、 目をまん丸にしてみつめますが、 カメラを向けると、目をそらします(写真3)。 連続写真で、1→2→3と並べました。 面白いのは、右横→正面→左横と、茶と黒と白の三毛と縞が変化することです。 ある角度からだけ見て、「そういう三毛猫」と思いこむと、 別の角度から見たら、「違う猫」と思ってしまうでしょう。 可愛い「三毛の縞あり猫」です。 「塀の上で見てる三毛猫」と名づけた、午後でした。 ●NAYヨガスク-ルの会員(生徒さん)のペ-ジ「猫の集会」9月号をアップ。こちらへ。 ●美樹さんは「水原華城の木槿 (むくげ)」 国花。 ●Kayokoさんは「湖山池と青島に架かる橋(鳥取県)」 山陰旅行編。 ●MAMIさんは「蓮」。蓮根畑。 ●MIYUさんは「3km Spot From The Sea」 …津波の海から3km離れた、山里の盆 ●yosihiroさんは 「雲 (富士山6合目から)」。 ●mariko さんは「うちの猫」 ラウル君。 ●シンゴさんは、シンセサイザーで、「新しい靴」。 ●Tadashiさんは「チェスキー クルムロフ 3 チェコ」 ●Ryoさんは「ジュリアン 9」 ・・・まつげ。。。。 ●和之さんは「NAYヨガスクール体験記」の第4回。〈僕は自分で自分を滅ぼしていった子どもたちをおそれた。〉…なぜなら・・・。 ●健治さんは「私の居場所」 ●暑い盛りに咲く、サルスベリ(百日紅 さるすべり)の木。紅い花。 花の拡大写真は下です。 花火のようにはじけています。 ☆最新刊発売中! 『短く深く熟睡する法』 スッキリ目覚める!健康も美容も人生も思いのまま! 三笠書房 内藤景代 書き下ろし・王様文庫 ¥600 【内容紹介】 ☆今日から実感! 疲れない体、さわやかな心、前向きな自分を実現する眠り方! ●Amazon ★好評!新刊 『いつでもどこでも「瞑想」入門 幸せになれる!』 書き下ろし(PHP文庫) ■ネット書店●Amazon *~・~・~・~~・*~・~・~・~・~・~・~・~・ 更新記録 内藤 景代・NAYヨガスクール関連サイト 最新のお知らせの記録 *~・~・~・~*~・~・~・~*~・~・~・~*~・~・~・~ ●「nature photo」更新しました。 ●8月分は、こちらへ。●9月分は、こちらへ。 11.8.1 ★綺麗な蝶々がいっぱいです。美しい・・・! *~・~・~・~*~・~・~・~*~・~・~・~*~・~・~・~
大判ムック・雑誌サイズ 内藤景代 /実業之日本社
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