2002年10月4日(金)
●「死と再生のイニシエーション(通過儀礼 イニシエイション)」と植物神。
●キンモクセイ
●『BIG ME』 『わたし探し・精神世界入門
「死と再生のイニシエイション(イニシエーション 通過儀礼)」と
●植物神
●変容の物語
●キンモクセイ(金木犀 きんもくせい) ●紅白ミズヒキ(水引 みずひき) 赤白 花
●ギリシャのディオニソス(ロ−マでは、バッカス)
●「死と再生」を祝う酒(ぶどう酒、ワイン)による、陶酔の神
● 闇の神 『聖なるチカラと形・ヤントラ』● ニ−チェの「3(三)様の変化」
●『ツァラトゥストラ』の変容の物語
●植物神の「死と復活」と陶酔 ワグナ−のオペラ
●ニ−チェ『悲劇の誕生』「太陽神のアポロ」崇拝
●個人(ME)の「成長物語(ビルドゥンクス・ロマン)」に欠かせない、「通過儀礼」であるイニシエイション(イニシエーション) |
赤いミズヒキ(水引)の種(たね)が、どこからか飛んできたらしく、
気がついたら、うちのキンモクセイの根本(ねもと)に5本も! 咲いていました。 メデタイ!
赤い水引でお祝いする「めでたい気分」まで、
運んでくれたようで、可愛い小さな花を見ると「胸が暖かく」なります。
↑●キンモクセイの根本に咲いた、赤いミズヒキ
●うちのキンモクセイは、9月28日にかきましたように、
1回、ほぼ死んだように、根こそぎにされて、
20cmくらいの「切り株」だけになった体験をもっています。
●それが、自分でも、葉をしげらせ、つぼみをつけ、
そして、今年はどんどん花を咲かせ(9月28日以降次々に開花)、
ミズヒキというほかの花にまで、木陰(こかげ)を提供して、
花を咲かせるような木に成長したわけです。
●キンモクセイのつぼみと花↑
●「死と再生の
イニシエイション(イニシエーション通過儀礼)」の
象徴的なイメ−ジを感じます。
もともと、「死と再生の
イニシエイション(イニシエーション通過儀礼)」は、
「植物神(しょくぶつしん)」の
「死と復活、再生」の神秘を祝うものでした。
だから、この「母なる大地」の自然界から、
赤いミズヒキが、お祝いに
「のし袋の水引」のように届けられた感じで、
嬉しくなってしまいます。
……「意味のある偶然」、
物とこころの共時性(シンクロニシティ)を感じます。
●9月29日にかいたようにほんとうに、
下から見ると、赤いミズヒキは、「白」でした。
●横から見ると、まさに「紅白」が上下になっている花でした。↓
……とはいえ、ひとつの花が、
「2mm〜3mm」くらいで、
お米の粒(つぶ)より小さいです花です。
よく、こんな小さい花の特徴を発見し、
「紅白の水引」に見立てたものだなぁ〜と感心してしまいます。
●「植物神(しょくぶつしん)」の
「死と復活、再生」は、
たとえば、ブドウ(葡萄)の木の神が、
それを発酵させたお酒(ぶどう酒、ワイン)の神である、
「ギリシャのディオニソス(ロ−マでは、バッカス)」です。
ディオニソスもバッカスも
「死と再生」を祝う、「酒(ぶどう酒、ワイン)」による、
陶酔の神です。
●近代の人間もまた、
「(植物)神」と同じような体験、
すなわちイニシエイションが大切だ、というのが、
ニ−チェの「3様の変化」の話をふくむ
『ツァラトゥストラ』の変容の物語です。
※→ニ−チェの「3様の変化」については、↓↓
『BIG ME』 42p と
→http://bigme-book.nay.jp/
『わたし探し・精神世界入門』 288p
http://yoga-watashi.nay.jp/
●植物神の「死と復活」と陶酔の話は、
ワグナ−のオペラを論じた、
ニ−チェの『悲劇の誕生』の、
「太陽神のアポロ」崇拝に対する、
「闇の神、ディオニソス」の復権の話がくわしいです。
後記: ※→ディオニソス(バッカス)の信女が陶酔する姿の、
ギリシャの壺絵は、
『聖なるチカラと形・ヤントラ』 47p
図5 「固い意識が溶けていく」
http://yantra-book.nay.jp/
後記:※→個人のためのイニシエイション
(イニシエーション 通過儀礼 秘儀参入)と成人式などについては、
こちらへ【2003年1月15日(水)
個人のためのイニシエイションのガイド・ブックと、女正月
「何のために? こんな試練が…」】
http://www.bigme.jp/000-000-03-01/03-01-15/03-01-15.htm
後記:※→なまくらな息子・娘や大人をも鍛え直す、
江戸のイニシエーション(通過儀礼 イニシエイション)の場のお話や
それをかいた葛飾北斎の絵やなどのお話は こちらへ
【2002年年9月1日(日) 江戸の名残のイニシエーション(通過儀礼 イニシエイション)の場で、「意味のある偶然=共時性(シンクロニシティ)」により、探していた白い花をみつけた…】
http://www.bigme.jp/00-0-01-2002-09-essay/02-09-01/02-09-01.htm
●「セミのさなぎからの脱皮」と
イニシエイション(イニシエーション通過儀礼)の
見立て(メタファ−)の話は、8月3日にかきました。
わたし達・現代人の
個人(ME)の「成長物語(ビルドゥンクス・ロマン)」に欠かせない、
「通過儀礼」であるイニシエイション(イニシエーション)については、
『BIG ME』や
→http://bigme-book.nay.jp/
『わたし探し・精神世界入門』にかいています。
http://yoga-watashi.nay.jp/
●「笑う鳥」で有名な
「笑いカワセミ(ワライカワセミ)」を見た話は、また、明日。
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