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2002年10月21日(月) サザンカの花が咲きはじめ、オチバタキの季節になる |
サザンカ(山茶花 さざんか) ツバキ(椿 つばき) サザンカ、サザンカ ♪ 咲いている…オチバタキ♪…アタロウヨ…♪ 悪役の「サザンカキュ−=山茶花究(1914年-1971年)」『さざんかの宿』 |
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しのつく雨がつづいているので、きょうの満月は、見られるでしょうか。![]() 綺麗に咲きはじめたサザンカ(山茶花)の花も、この雨では、みな散ってしまったことでしょう。つぼみがたくさんついていたので、また次つぎに咲いていくでしょうが… ![]() ←●サザンカ(山茶花)の花。 蜜をすうハチ。 ●サザンカは、実物を見ていても、つい、「ツバキ(椿)の花」といっしょにしてしまい、「サザンカの花は、見たことがない花」と長い間、思っていました。 ●サザンカ、サザンカ ♪ 咲いている…オチバタキ♪…アタロウヨ…♪♪ 幼稚園で、この歌をならい、歌いながら「…? イメ−ジがよくわからない…?」 不思議な歌だなぁ〜と思っていました。 ●サザンカは、チャンバラ時代劇に必ずでてくる悪役の名だし…サザンカキュ− オチバタキとは、どういうハタキなのだろう? アタロウヨ…というのは、「斬られ役」なのかな〜? それとも、そうじをしないで、道で、当てたり、当たったりするのかなぁ〜 ●耳から聞いた「言葉」だけで、「日本語を声に」出して、歌っている、子ども達…。 子どもというのは、どんなイメ−ジで、自分の感じる世界を構築しているか…わからないですね。 自分の体験からいうと、子ども達…から、聞いてみないと、「大人たちが見て欲しいようには、子どもは、見ていない」ようです。 ![]() ●サザンカの花と、蜜をすうアリ。→ ●「冬の花」のイメ−ジのサザンカ(山茶花)も、↑白や薄いピンク、八重(やえ)などのいろいろな種類の花が咲きはじめています。ハチやアリなどの虫たちが蜜をすっていました。 ●「オチバタキ」というのは、「落ち葉炊き」で、枯れた落ち葉を竹ぼうきで集め、「燃やす」ことです。 落ち葉を「炊く(たく)」という表現は、関西でよくつかうようで、わたしは落ち葉を「燃す(もす)」とおぼえました。「東京現地人」の使い方かもしれませんが… 「野菜の煮物(にもの)」を「野菜の炊き合わせ(たきあわせ)」といったりしますが、はじめて聞いたときは、分かりませんでした。 ●ワンパタ−ンの東映チャンバラ時代劇には、必ずでてくる悪役のひとりとして、「サザンカキュ−=山茶花九」という、いかにも人相の悪い――ギョロギョロ動く目と四角いアゴの――俳優さんがいました。 子ども時代にハラハラドキドキ見ていた映画の出演者です。あとで知ると、喜劇中心の軽演劇の出身で、名前は「遊び心」の「駄洒落(だじゃれ)」でつけたようです。 ※後記; 「さざんかきゅう」は「山茶花究(1914年-1971年)」でした。「九」ではなく「究」。訂正します。 ●たぶん、「サザンカキュ−」は、「サザンが、9」すなわち「九九(くく)」のかけ算にかけているのでしょう。 3×3=9 サザン ガ キュ− ![]() ●サザンカの花の咲きはじめ→ ●そして、あの「悪相」と、美しくはかない花(山茶花)の名前のミスマッチの意外性をねらったのでしょう。 そのせいか、洒落た小料理屋さんで、「山茶花」という名がついていても、綺麗な花より、あの顔がうかび、「なぜ、あんな名前をつけたのだろう? 」と長い間おもっていました。 ![]() ←●サザンカのつぼみ ●その後、「サザンカ の やど♪ 」と歌う、しっとりした『さざんかの宿』がヒットして、サザンカの花も、ツバキとまちがえられないようになったようですが、最近はいかがでしょうか? |
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