2002年11月6日(水)   百日咳に効く「亀の子様」と、亀の子ダワシの関係…

呼吸法 皮膚呼吸 皮膚にある気の流れ=経絡(けいらく)やツボをマッサ−ジ ボディ・ブラシで肌を摩擦 タワシ健康法 人間は鼻や口だけで呼吸しているのではなく、肌でも呼吸しており、肌を密閉して肌で呼吸できなくなると、死んでしまうから 朝晩、皮膚をこすると、肌が丈夫になり、風邪をひかなくなる 「亀の子ダワシ」やヘチマ 乾布摩擦(かんぷまさつ) 皮膚をこする 百日咳(ひゃくにちぜき)に効く「亀の子様」と、亀の子ダワシの関係 ウサギ(兎うさぎ)
きのうの続きです。横浜の三渓園に行く途中に、「亀の子様」という旗が何本も立っている、不思議なところがありました。研修生で、カメを飼っている方がいるので、みやげ話にしてあげようと、立ち寄ると、「亀の子ダワシ」が、たくさん奉納されていました。
「亀の子石」と「亀の子ダワシ」
「亀の子様」  ←亀の子様」の旗
      
       亀の子ダワシ」↓
       タワシ    


                  亀の子石」の「亀の子様」と「亀の子ダワシ」 ↑

3坪くらいの空間の奥に、石碑があり、その手前の石の前に、「亀の子ダワシ」がたくさん並んでいました。
 …「?」 なぜ、食器洗い用のシュロ製の、あの 「タワシ」が? 
 「亀の子ダワシ」が、「亀の子様」? まさか…
   
亀の子石の由来ふりむくと、苔のはえている古い由来書と、比較的新しい由来書が2枚ありました。

  亀の子石の由来 →
     新しい由来書。

それによると、要するに、「大亀」の化身である「亀の子石」に由来する「タワシ」で、ノドをさすると、百日咳(ひゃくにちぜき)などがよくなるという言い伝えがあり、よくなったひとは「亀の子ダワシ」を奉納する…という風習があるようです。

ふつうは「迷信」というでしょうが、わたしは、沖ヨガ道場で「タワシ健康法」(9月17日のエッセイ)の実践者に会い、「亀の子ダワシ」で、朝晩、皮膚をこすると、肌が丈夫になり、風邪をひかなくなる…と聞いていたので、それに関連しているのかな? と思いました。

ウソかほんとか、わたしも一時、5cmほどの「ミニ・タワシ」で肌をそっと、こすることを続けてみたことがあります。慣れてくると、ゴシゴシこすった方がすっきりします。
 今は、朝晩、ボディ・ブラシで肌を摩擦(まさつ)していますが、風邪はほとんどひきません。同じように実践しているひとは、やはり風邪をひかなくなったといいます。

亀の子ダワシ」やヘチマなどで、皮膚をこすることは、「皮膚呼吸」を助けるのだと思います。人間は鼻や口だけで呼吸しているのではなく、肌でも呼吸しており、肌を密閉して肌で呼吸できなくなると、死んでしまうからです。
 また、皮膚にある経絡のツボのマッサ−ジにもなっているのでしょう。

はじめは、柔らかい「フェイス・ブラシ」で肌を摩擦したり、乾いたタオルで「乾布摩擦(かんぷまさつ)」を毎朝、するのも風邪をひきやすい方には、おすすめの習慣です。
 アトピ−の方は皮膚が弱いので、肌を強くするように、フェイス・ブラシで自分の肌を毎日、やさしくマッサ−ジしてあげて、冬を迎えてください。

人間は「水の入った、皮袋(かわぶくろ)」でもあります。
 人間の皮膚も、靴やバッグと同じ、「革製品」ですから、皮を磨けば、しなやかになめらかに光って艶(つや)がでてくるのは道理かもしれません…

 ※→沖ヨガ道場や皮膚呼吸の話は、『こんにちわ私のヨガ』を。
 ※→皮膚にある気の流れ=経絡やツボの話は、『綺麗になるヨガ』を。

ウサギとカメ  ←ウサギとカメ

亀の子様」の「亀の子石」になった大亀は、どんな亀だったのでしょう?

 ←去年の秋に、町田の、放し飼いの台湾リスがたくさんいる「リス園」へ行ったときに、「ウサギとカメ」が同じオリの中でくらしていました。


ウサギとカメも、なぜ、いっしょに入れられているのか「?」で、分からないらしく、距離をたもっていたのがおかしかったです。

足の速いウサギとのろいカメの競争の話、「ウサギとカメ」の寓話(ぐうわ)から、リス園の人たちの遊び心で、同室(?)させていたようです。
 たぶん、見物の子ども達は、不思議でもなく、「お話通り」で、「当たりまえ」に納得するのでしょう。 



←★前へ 更新記録 次へ★→

直線上に配置
トップページへもどる