2002年12月5日(木) 冬にみのった赤い実が、夏まである…縁起物の「万両」

マンリョウ(万両 まんりょう)の白い花 赤い実

お正月の縁起物の「万両」に似た赤い実が、初夏に、実っているのを見ました。
「似ているな〜」と思いましたが、万両は、冬に実がなるので、夏に見た赤い実は、「そっくりさん」の別の実かと思っていました。ところが、同じ万両の実だったのです。

に赤い実をみのらせ、まで、赤い実が枯れずに「あり続ける」ところが、万両(まんりょう)が縁起(えんぎ)がいいといわれる由縁(ゆえん)のひとつだそうです。
 わたしが今年の夏のはじめに見た万両は、さすがに、赤黒っぽくなっていましたし、実も少なくなっていましたが…

万両の花のつぼみ
 ←万両の花のつぼみ

 ●そして、晩夏から初秋にかけて、万両は、白くとがった小さな、固いつぼみをたくさんつけます。そのつぼみはなかなか開きません。
 
 定点観測
(ていてんかんそく)して、チェックをいれ、「こういう花なのかな」と思ったころ、やっと、ポツンとひとつ、緑の葉の下に、白い花が下向きに開きます。
 数日後に、また、ひとつ…

長い間、白い小さな花は咲き続け、ある日、気づくと、葉の下に、丸く青い実がたくさんなっています。その時期も長いです。
 そして、うっすらと赤く色づき、グラデ−ションで、ゆっくりと、赤くなっていきます。
  
万両の青い実
 ←色づく、万両の実万両の青い実
 


     ●
色づく、万両の実 →





                赤くなりつつある、万両の実  ←赤くなりつつある、万両の実

12月初旬の今は、定点観測万両は、まだ、きのうお見せしたおうちのように、まっ赤にはなっていません。
 ゆっくりと、青い実も、赤くなり、お正月には、どれも、まっ赤になっているでしょう。




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