2003年1月7日(火) セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ、これぞ七草。明日よりは、「寒中お見舞い」。

きょうは、七草(ななくさ)。「松の内」が終わる日です。「ハレ(晴れ)」の非日常の日から、「」の日常の日々にもどる境目の日です。

ごちそうではなく、野草のような「七草」をかゆ(粥)に入れて「七草粥(ななくさがゆ)」として食べ、門松などの松飾りをはずし、お祭りのような浮いた波長気分をしずめ、「お仕事モ−ド」にきりかえる節目の日…それが、1月7日のきょうです。

年賀状は、きょうまでが礼儀で、明日からは「寒中お見舞い」として出す習慣です。

元旦から1週間目に、食事や飾りつけから変えて、淡々とした日常の日々の「気分」に転換させていく…という「演出」は、「生活の知恵」なのでしょう。
 いつまでも「非日常の遊びの日々」であってほしい…と思うのが人情ですから…
 もとは中国の風習が平安時代、江戸時代と受けつがれてきたようですが。


セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ、
               これぞ七草

鳴子漆器の椀                             スズナ(蕪 カブ)
七草粥を食べると「無病息災(むびょうそくさい)」になると伝えられています。
 冬は、緑のもの野菜が少ないので、七草の葉をきざんで入れた七草粥は、ビタミンCなどの補給や、食物繊維による腸壁のそうじなど、体のケアにはよい風習でしょう。

 セリは、芹。八百屋さんにあります。
   ナズナは、「ペンペン草」。葉が三味線のバチ(撥)に似ています。
   ゴギョウは、キク(菊)科の母子草。 
   ハコベラは、ナデシコ科の繁縷(ハコベラ)。
   ホトケノザは、キク科の仏の座
   スズナは、カブ()の葉。
   スズシロは、ダイコン(大根)の葉。

セリ、スズナ、スズシロくらいなら、ス−パ−でそろい、「三草粥」ならできますね。
ナズナは駐車場などにはえていますが、食する勇気はちょっと…



←★前へ 更新記録 次へ★→

直線上に配置
トップページへもどる