2003年2月9日(日) 秋から冬に、緑の風船から白い羽根へ。別天地をめざす翼に変容したアフリカ生まれの、フウセン トウワタ(風船唐綿) |
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きょうは、上弦。 これは、何でしょう? 鳥の羽や翼のように見えます。 → 枯れはてた畑で見つけました。 ●フウセントウワタ(風船唐綿)の果実がはじけたものです。 → 白い綿毛(わたげ)と、茶色の粒のような種が見えます。↓ ←●フウセントウワタ(風船唐綿):冬 ↑ ●実は、去年の秋、10月頃に、トゲトゲの緑の風船(フウセン)のような実と、小さな変わった花を、その畑で見つけたのです。下の写真↓ 9月18日にのせた風船カズラより大きめで、5〜7cm、中空で、トゲがいっぱいです。 ●フウセントウワタ(風船唐綿) 花と果実 :秋 → ●秋の頃、調べてみると、名前は、フウセン トウワタ=フウセン カラワタ(風船唐綿)。唐(とう、から)といっても、中国でなく、外国産という意味で、原産地は、アフリカ原産です。ガガイモ科 ●それにしても、なぜ、トウワタとかカラワタ(唐綿)と呼ぶのだろう? 「綿(わた)に関係あるのだろか? 綿がとれるのだろうか?」 と疑問に思っていました。 「綿の木」が花屋さんで、売っている頃でしたので。 ●秋の実からは想像できませんでしたが、冬の今、名前の由来を納得しました。 羽根や翼にも見立てられますが、絹の羽二重(はぶたえ)の綿のように光っていて、「ワタ(綿)」にも見えます。 ●タンポポの綿毛のように、フワフワです。 この羽根や翼のような綿毛について、種が風に乗って遠くへ飛んでいくのでしょう。 ●大地に根をはやして、身動きできない植物。 「いのちの知恵」は、自分自身を変容(メタモルファ−ゼ)させます。 新しい別天地を求めるために、フウセントウワタ(風船唐綿)も、羽根や翼のような綿毛に変容したのでしょう。 選べなかった過去、あたえられた自分を囲む環境を呪い憎悪するのではなく、 自分が変身することで自由になる。 植物の成長物語は、イニシエイションのシンボルです。 ※→イニシエイションについては: 『わたし探し・精神世界入門』181p 「現代に生きる〈イニシエイションの秘儀〉」 『BIG ME』205p 「通過儀礼――イニシエイション」 ●今度の木曜日のNAYヨガスク−ルのレッスンにもっていき、正面に飾っておきましょう。見たことのない方が多いでしょうから。お楽しみに。 |
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