2003年2月10日(月) 
☆梅に鶯。
☆梅にウグイス色のメジロ。
☆ホトトギスの鳴き声は…

紅い梅に、メジロ目白)がとまり、梅の蜜を吸っていました。「梅にウグイス)」の伝統的な構図です。むかしの私なら、ウグイスメジロをまちがえて、喜んでいたでしょう。メジロの羽根の色は、いわゆる「ウグイス色の黄緑」ですし。ところが、本物のウグイスは、「目立たないヤブの枯れ葉色の茶色っぽい迷彩色」です。メジロの特徴は、名前のごとく、「の回りが、い円」でかこまれています。
ウメ(紅梅)にメジロ(目白)






  ウメ(紅梅)にメジロ(目白) →








野鳥(やちょう)に興味をもつ前に、
わたしがよく見かけてきた、
「日本の伝統的な構図」は、
「メジロの目の回りの白い円」をとった鳥が白梅や紅梅とともにかかれ、
梅にウグイス)」と、されてきたようです。

               ウメ(紅梅)にメジロ(目白)
 
 花札(はなふだ)の「梅にウグイス)」は、
目がちがいますが、
やはりメジロのようです。

 「声のよい本物のウグイス」よりも「絵になる」のでしょう。


 ウメ(紅梅)にメジロ(目白)


本物のウグイスの姿を見るのは、
むずかしいです。

ヤブからヤブへ隠れながら、飛ぶからからです。

何度かちらっと見かけましたが、目立たない鳥でした。

面白いことに、ウグイスは、
鳴き方の練習」をするらしい…。

 早春に、ある山里に行ったとき、
「ケッキョ ケッキョ」とつっかえながら、
上手に鳴く先生(?)について、
練習しているウグイスの声を聞いていたことがあります。

実際に、都会では、
鳴き声のよいウグイス」について、
若いウグイスの鳴き方を練習させる方法があるようです。

 以前、近くに、
その「鳴き声のよいウグイス」を飼っているおうちがあり、
鳴き声に聞き惚れました。


光の調節によるホルモン調節や
エサの調合など、江戸のむかしから、
ウグイスの飼い方、鳴かせ方の道(?)」は、奥が深いようです。


ウグイスではなく、
ホトトギスの鳴かせ方」で、
戦国時代の3武将の特徴を伝える言葉があります。


 コミュニケ−ションの方法の3パタ−ンでしょう。

  鳴かぬなら  殺してしまえ  ホトトギス    織田信長

  鳴かぬなら  鳴かしてみよう ホトトギス    豊臣秀吉

  鳴かぬなら  鳴くまで待とう ホトトギス     徳川家康



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