2003年3月24日(月) ホトケノザ仏の座)は、2つある。今、ピンクの花を咲かせ宙空に浮いている丸い円形の座と、大地にどっかり広げた放射状の座。
きょうは、彼岸開け(ひがんあけ)。
雑草」とよばれ、靴で踏みつけられている数センチの小さな草にも、小さな花が咲き出しています。
 1mmくらいの花から、2mm、3mmの「小さな花プチ フル−ル)」。
 猫が喜びそうな、新鮮な緑の艶々(つやつや)した、単子葉のとがった葉も、陽射しに照り輝いています。
 
春の七草(ななくさ)」に数えられる草も、今、花を咲かせています。

 セリ ナズナ ゴギョウ ハコベラ ホトケノザ スズナ スズシロ  これや七草
 
 セリ(芹)は、水の中から1mmくらいの小さな白い花を咲かせています。次に、お見せしましょう。

ホトケノザは、「仏の座」とかきます。
 「ホトケ(仏)様が、すわる座」に、草を見立てて、名づけたようです。
 ところが、「ホトケノザ仏の座)」とよばれる草は、2つあります。
 草の形は、「丸い円形の座」と「放射状に広がった、ロゼッタ型の座」です。

きのう、お見せした、根元に咲いたサクラ(桜)の花の隣に、伸びている草、ホトケノザ仏の座ホトケノザ(仏の座)
 

こちらは、「丸い円形の座」です。
 空中に伸びている茎の上に、丸い円形の葉が、大中小の段になっています。
 小さなホトケ(仏)様が、すわるには、すわりごごこちがよさそうな…です。→

今、都内で咲いているのは、こちらのシソ紫蘇)科の、ホトケノザ仏の座)です。→
 ピンクの1cmほどの細長い舌のような袋状の花を、「丸い円形の座」の葉の上に、数本、咲かせています。
 
近づいて、よく見ると、小さな蘭(らん)のような、繊細で可愛い花です。



1月7日にかきましたが、「春の七草」に入っているのは、「放射状に広がった、ロゼッタ型の座」です。
 「キク)科」のホトケノザで、別名を「コオニタビラコ(小鬼田平子)」といいます。
   タンポポの葉に似て、葉を平たく放射状に広げて(ロゼッタ型)、稲刈りの後の田んぼの中に咲くそうです。

タビラコ(田平子)というのは、葉を田んぼに平たく広げるところから名づけられたといいます。
 こちらは、空中でなく、大地にどっかりと座る、ホトケ(仏)様の座…です。
  写真を見ると、花は、黄色。小さな野菊の花に似ています。(実物は、まだ、見たことはありません。)

名前は同じでも、ホトケノザ仏の座)を、「宙空(空中)」に浮いているように見るか、大地腰を落ち着けているように見るか…。
 草の話なので、数pのちがいです。
 けれども、小さいようで、「仏教的な悟りについて」の大きな「見解のちがい」があるのかもしれません。
 
 ※→ホトケ)とは?
    『ヨガと冥想』
      p 71 「あまた、おわする仏たち

 ※→仏教の「悟り」については:
    『ヨガと冥想』 
        p 81  「限りあるいのち、だから、この世で悟る
        p 86 「悟りも、また、進化す
                      p 98 「覚醒・悟り・気づき


今、都内で咲いているシソ紫蘇)科のホトケノザ仏の座)は、毒ではないですが、食べられないそうですので、ご注意を。


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