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2003年4月8日(火) ●花まつり おシャカ様の誕生日 ●「悟り・覚り」をひらき「覚者=ブッダ」になった、おシャカ様。 ★シャカ(釈迦)の誕生日を花まつり(潅仏会=灌仏会)。 ◎ピンクのシャワ−のような濃淡のシダレザクラ(枝垂れ桜)の並木、北の丸 |
●きょうは、「花まつり」。 潅仏会=灌仏会(かんぶつえ)ともいいます。 おシャカ様の誕生日とされている日です。 ●正確にいうと、おシャカ様とは、 北インド(現・ネパ−ル近く)の王族、 「シャカ」族のシッダルタ王子で、 「悟り・覚り」をひらき「覚者(かくしゃ)」になったひとです。 ●目覚めた人、 覚者を「ブッダ」といいます。 ブッダという言葉は、 天竺(てんじく)すなわちインドの古い言葉 (梵語=ぼんご=サンスクリット語)です。 ● それで、中国で音訳(おんやく)して「仏陀(ブッダ)」と、 漢字をあてました。 それが、日本へ輸入され、 「仏陀」が「仏(ぶつ)」になり、 「ほとけ」とよまれるようになり、 「死者」と同義語になっていきました。 言葉には、長い物語があり、 それぞれの国の事情や歴史がからんでいます。 ※→シャカ、ブッダとヨガと冥想の「インド発 中国経由 日本着」の 歴史的な関係については、『ヨガと冥想』を。こちらへ ![]() ●シダレザクラ(枝垂れ桜) 北の丸公園↑ ●血なまぐさい歴史がかさなる千鳥が淵の、 旧・江戸城北の丸(きたのまる)公園。 その男性的な「死とサクラ(桜)」のイメ−ジを、 創造的で「たおやかな手仕事」の 女性的なイメ−ジに変換したい …と願う芸術家達がいたのでしょうか。 昨日の「旧・近衛師団(このえしだん) 司令部 庁舎」あと にできた「東京 国立 近代美術館 工芸館」の 入口近くには、シダレザクラ(枝垂れ桜)の並木があります。 ●ふわぁ〜と広がるピンクのシャワ−のような シダレザクラが、風にゆれています。 女性のほとんどは、このサクラのシャワ−の下で、 お澄ましして記念撮影しています。 光の加減で、ピンクの濃淡に見えるのか、と思って近づくと、 一重(ひとえ)のシダレザクラと、 八重(やえ)のシダレザクラが微妙な配置になって、 色のグラデ−ション(階調)をつくりだしていました。 男性もうっとりです。 ![]() ↑●旧・江戸城(現・皇居)の大きな石垣とサクラ ●きのうお見せした、 旧・江戸城(現・皇居)の石垣は、丸く、小ぶりでしたが、 北の丸公園の田安門(1636年に再建)の入口近くにある石垣は、 大きいです。 ●四角い大きな石が、不規則に、きっちりと並んでいます。 白、灰色、銀、ベ−ジュ、茶、焦げ茶などの 微妙な配色のパッチワ−クのようです。 ●「♪春 高楼(こうろう)の 花の宴♪」 の歌がきこえてきます… ![]() ●田安門を出ると、 千鳥が淵のサクラが折り重なり、サクラの世界へすっぽりと包まれるようです。 サクラ吹雪をあびながら、 「きょうは、最高!」とささやきあっている人が多かったです。 ●サクラの下の土手には、 ここにも紫の花ダイコンと黄色の菜の花が、 萌え出る黄緑の若草の中にそよいでいました。 ●千鳥が淵と北の丸のサクラ、花ダイコン、菜の花↑ |
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