2003年4月11日(金) ●「足もとの春」。 ●キク(菊)科の黄色い花「仏の座(ホトケノザ)」、 別名は、コオニタビラコ(小鬼田平子)そっくりな、 この花は、何でしょう? |
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見たかった、キク(菊)科の黄色い花を咲かす、 「仏の座(ホトケノザ)」を見つけた! と思い、喜んでデジカメ写真をとりました。↓ ● 「仏の座(ホトケノザ)」という草には、2種類あります。 2003年3月24日(月)に次のようにかき、 シソ(紫蘇)科のピンクの「仏の座(ホトケノザ)」をお見せしました。 「ホトケノザ(仏の座)は、2つある。 今、ピンクの花を咲かせ宙空に浮いている丸い円形の座と、 大地にどっかり広げた放射状の座。」 ●オニタビラコ(鬼田平子)の花↑ ●「仏(ホトケ)」というのは、 4月8日にかいたように、日本語では、 「多重で多層的な意味」をもっています。 仏(ホトケ) = ほとけ = 死者 仏(ホトケ) = 仏(ぶつ) = 仏陀(ブッダ) = 覚者(かくしゃ) =悟り・覚りをひらき「覚者」になったひと ※→仏=ブッダの「インド発 中国経由 日本着」の歴史的な関係については; 『ヨガと冥想』を。 ●「春の七草」にある、「仏の座(ホトケノザ)」は、 キク(菊)科の黄色い花です。 別名は、コオニタビラコ(小鬼田平子)。 ●写真で見た「黄色い1cmほどの小さい花で、 ロゼッタ型の葉」は、今回見た花とそっくりでした…。↑ ●コンクリ−トの塀に垂直に葉を広げています。 それで、正面は上に、 手前は水平に葉が広がっていますが、 中心から放射状の「ロゼッタ形」です。 ●オニタビラコ(鬼田平子)の葉と花↑ ●家に帰り、調べてみると、どうも「ちがう」らしい… 葉が放射状の「ロゼッタ形」、花の色が黄色で小さい …そこまでは、いい。 仏の座(ホトケノザ)」、 別名、コオニタビラコ(小鬼田平子)とくらべると、 花びらの数が多すぎる。 仏の座(ホトケノザ)、 別名、コオニタビラコ(小鬼田平子)は、 タンポポのように、綿毛(わたげ)は、つくらない。 そして、1メ−トルも茎を伸ばさない。 ●1メ−トルと1,5メ−トルの細く長い茎を伸ばした、 小さななタンポポのような、1cmほどの黄色い花。 この花は、何でしょう? ●仏の座(ホトケノザ)の別名になった コオニタビラコ(小鬼田平子)の 「コオニ(小鬼)」は、この花から由来しています。 ●すなわち、 この「小さななタンポポのような、黄色い花」よりも、 もっと「小さい花」という意味で 「コオニ(小鬼)」と名づけられたのです。 「仏(ほとけ)」と「鬼(おに)」が、 同じ花の通称と正式名…というのも、面白いですが。 ●さて、コオニタビラコ(小鬼田平子)に似た、 茎の長い、この花は、 オニタビラコ(鬼田平子)です。 ↑●オニタビラコ(鬼田平子)の葉と茎と花 ●コオニタビラコ(小鬼田平子) すなわち仏の座(ホトケノザ)は、 田んぼによく見かけるそうなので、 東京の住宅街では見つけるのはむづかしいかもしれません。 このオニタビラコ(鬼田平子)は、 塀のすき間などによくはえています。 原っぱや駐車場にもたくさんみつかる時季になりました。 ●放射状の「ロゼッタ形」の葉から咲いている 黄色いタンポポや、 紫のスミレ(菫)の花は、明日また、お見せしましょう。 見上げるサクラ(桜)から、目を下にやると、 「足もとの春」がみつかります。 |
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