2003年4月16日(水) ●「自生の紫のスミレ(菫)」が、 タンポポのそばで、都内のあちこちに、たくましく咲いています。 ●「スミレ好き」のカミングアウトは、むずかしい? ●「星菫派」というくくりかた |
薄紫(うすむらさき)や濃紫(こむらさき)のスミレ(菫)が、 東京の住宅街の道ばたのブロック塀のすき間や、 通りのビルの壁際から花を咲かせています。 1.5〜2cmほどの小さい、可憐な花です。 ●以前、吉野の山奥、天河(てんかわ)で、 「野生のスミレ」を見たので、 空気の綺麗な深山幽谷(しんざんゆうこく)でしか、 「自生しているスミレ」には出会えない…と思いこんでいました。 ↑ ●自生しているスミレ 濃い紫↑ ●ところが、 「今年は、こんなところにも!?」 と思うような、足もとのすき間に、スミレの花が咲いています。 タンポポの近くに咲いていることが多いようです。 ●タンポポは、新宿の明治通りのビル街の道ばたに、 たくさん咲いています。 まだ、スミレは、都心のそこまで進出はしていないようですが、 環状8号線(かんぱち)の大通りのビルの隅(すみ)には咲いています。 ↑●自生しているスミレ 薄い紫↑ ●「♪スミレの花 咲く頃 ♪」 この歌は、「乙女(おとめ)チック」な 宝塚歌劇団(たからずかかげきだん)のテ−マソングです。 …だから、「少女時代は、もう卒業しました」 というひと(女性)にとっては、 「スミレの花 が好き」と 「カミング アウト(告白)」するのは、 勇気がいるようです。 ●それは、男性にもいえるようです。 「星菫派(せいきんは)」というくくり方があります。 「キミは、セイキンハだね(笑い)」 といわれたら、 「軽侮(けいぶ)」をふくんだ 「からかい」を受けているわけです。 ●その意味は? キミは、「男」として若干(じゃっかん)、 タフガイ的な 「男らしさの強さ(マッチョ度)」が欠けている…… 「だから、何なの?」 といえる「文科系」の男性はいいですが、 そうでないかたは「隠れキリシタン」のように、 「スミレ(菫)や星が、好き」ということを隠して、 「男社会」で働くことになるようです。 「男」は、つらいよ。 ●「星菫派」とは、 明治30年代の『明星(みょうじょう)』 というロマン派詩人の一派をいう言葉。 与謝野鉄幹(よさのてっかん)と晶子(あきこ)夫妻を 中心にした和歌の集団。 「星や菫によせて恋を歌う傾向がある、ロマンチストの一派」 という意味です。 ☆スミレ(菫 すみれ)のお話は、明日に続きます。(→ |
●「内藤景代の本 心に残る言葉」 読者とつくるページです |
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