2003年4月19日(土) ●斜面に咲いた、自生のカタクリ(片栗)の花。 写真でよくあるような、「花びらが外側にピンと反り返っている形」ではありませんでした。なぜ? |
●カタクリ(片栗)の花が咲いているのを、見ました。 あんかけ風など、料理にとろみをつける白い粉、 「片栗粉(かたくりこ)」の原料とは思えない、 優雅な赤紫の花です。 ●片栗粉は、カタクリの地下茎から白いデンプン(澱粉)をとったものです。 透明な葛粉(くずこ)の代用として、 お菓子につかうこともあるそうです。 市販の片栗粉は、 ジャガイモからつくっているものが多いそうです。 貴重さや透明な味は、 クズ(葛)、カタクリ、ジャガイモの順のようです。 ●自生しているカタクリは、今、貴重品らしいです。 江戸時代からあるという庭園、 百草園(もぐさえん)へ、新宿から京王線にのり、 急な坂道をのぼり、見にいきました。 ←↑ ●カタクリ(片栗)の花 ↑ 花弁下向き 花弁2枚が反る ●小高い山の斜面に、 自生のスミレの花といっしょに、 自生のカタクリ(片栗)の花は、下向きに咲いていました。 よく写真で見るように、 花びらが外側にピンと反り返っていません。 ●うつむいた釣り鐘状になっている花がほとんです。 中には、花びらの1枚か2枚が反っている花もありました。↑ ●百草園のかたにお聞きすると、 太陽の光があるときは、 花びらが全部ピンと反りっているそうです。 雲っている時や夕方になると、 つぼむように釣り鐘状になる。 タンポポのように、 花びらを開いたり閉じたり開閉して、 10日ほど、カタクリの花は咲き続けるといいます。 ●「花が一番、美しく見える」時に出会うには、 お天気や、太陽の光の加減、時間帯など、 さまざまな条件という「障害」をのりこえる必要があるようです。 ●情報社会なので、 つい花や星や動物などが 「一番、美しく見える」映像を先に見てしまうため、 「生きている、本物」の「実物」と出会ったときに、 「ズレ」を感じてしまう …という困ったことがおきやすいようです。 |
●「あなたの心に残る一節」を「内藤景代の本 心に残る言葉」という公認ホ−ムペ−ジに、お送りください。http://www.yoga.sakura.ne.jp/hon-kotoba/ CDや教室でのお話のフレ−ズなどもどうぞ。合掌 |
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