2003年4月30日(水)  新緑の武蔵野。雑木林で、見えない鳥を幻想する。「三つの光の鳥」という名の「三光鳥(サンコウチョウ)」。そして国鳥のキジ(雉)   
ついこのあいだまで、ポツポツと枝にめぶいていた、とがった木の芽(きのめ)。雨があがり、暑いくらいの陽射しを感じると、黄緑色の新芽(しんめ)は、ねじりこんでいた葉を、ほどきます。まるで、大きく「伸びのポ−ズ」をするように、しわくちゃにたたみこまれた若葉を広げていきます。……それで、いつの間にか、緑の葉の天蓋(てんがい ド−ム)が、空をおおうようになっています。街路樹や庭木なども、太陽の光を透かして輝いています。木洩れ日(こもれび)が、宝石の輝きのようです。

  武蔵野 雑木林 新緑

             ● 武蔵野 雑木林 新緑↑

中央線にのり、武蔵野(むさしの)の雑木林(ぞうきばやし)を散歩してきました。
 雨であらわれた、若緑の葉が、艶やかです。
 「緑のシャワ−」を浴びている感じがします。まさに森林浴(しんりんよく)です。

ゆっくりと、歩いていると、変わった鳴き声がして、立ち止まりました。
 ……すると、黒っぽい長い尾の鳥が、ゆっくりとすべるように、緑の葉の天蓋の中を飛んでいきました。
 「?  何の鳥だろう? 
  ここは、サンコウチョウ(三光鳥)もいるというし…」

サンコウチョウ(三光鳥)のオスは、スズメくらいの大きさで、30cmくらいの長い尾をもち、「渡り」をするときに、その尾を捨てる、といいます。
 そして、5月頃に、日本にきて子を産み育て、冬に南へ渡ります。
  
サンコウチョウ(三光鳥)の鳴き声は、「ツキ()ヒ()ホシ()ホイホイホイ」ともきこえるので、「三つの光の鳥」として、「三光鳥」と名づけられたそうです。
 新宿のサンコウチョウは、「三光町」で、明治通りと靖国通りの交差する、今の新宿5丁目の交差点あたりです。花園神社のそばです。

絵や写真によると、サンコウチョウ(三光鳥)は、紫がかった黒っぽい色です。
 けれども、「三つの光」という名前と、長い尾から、幻想が広がって、一度、見てみたい鳥のひとつです。

わたし達が、雑木林で見かけた、ギ−ギ−と鳴く尾の長い鳥は、日本の「国鳥」である、キジ(雉)だったようです。
 キジ(雉)は、歩いているのを、何度か見かけましたが、飛ぶのは、はじめて見ました。 長い尾をたなびかせ、優雅なゆったりした飛び方です。

冬の軽井沢で、キジ(雉)の家族連れが、5羽くらい、別荘の庭からとなりの別荘の庭へヨチヨチと移動しているすがたは、ユ−モラスでした。
 那須(なす)高原では、緑の草原で、赤い色の見える頭をつきだして、鳴いているキジ(雉)を見たことがあります。
 
     「キジ(雉)も 鳴かずば、 撃たれまい
 
 ということわざは、こういう習性からきたのかな〜と感じたことを思い出しました。
 

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