2003年7月21日(月) ムクゲ(木槿)が登場し、似たもの同士がふえて、一時、混乱。「中心軸のような1本のメシベ」は、先端が分かれ、その下に小さな「オシベ」がたくさんついている。それが、アオイ(葵)科の、ムクゲ(木槿)、フヨウ(芙蓉)、アオイ(葵)、そしてハイビスカスの花の特徴。秋牡丹ともいう、フヨウ(芙蓉)
続きです。また、ややこしや〜〜の迷路に一時入ってしまい、帰還しました・・・ 
白やピンクの花びらで真ん中が赤く、「真ん中の長いメシベ」がハイビスカスにそっくりな小さな「ムクゲ(木槿)」の花も今、咲いています。フヨウ(芙蓉)の花や、タチアオイ立葵)の花とも、ムクゲ(木槿)は、似ているので、調べるのに手間どりました。
 アメリカフヨウ(芙蓉)のとなりに、タチアオイ立葵)が咲いている……と思って、「ツ−ショット」でのせるつもりでした。ところが、あやしいので、調べたら、アメリカフヨウ芙蓉)のとなりの花は、ムクゲ(木槿)のようです。アメリカフヨウ(芙蓉)

      アメリカフヨウ(芙蓉)→
白いムクゲ(木槿)↓




ポイントは、アオイ(葵の花は、どの花も、「中心軸のような1本のメシベ」をもっていることです。その真ん中の長いメシベの下に、小さな丸っこい「オシベ」がたくさんついています。
 そして、メシベの先端は、5つなどに分かれている。

それが、ムクゲ(木槿)、フヨウ(芙蓉)、アオイ(葵)、そしてハイビスカスなど、アオイ(葵の花の特徴です。
 また、この「中心軸のような1本のメシベ」に似ている花が、半夏生(ハンゲショウ)、別名・カタシログサ(片白草)の白い花だったわけです。
 
下の写真は、アメリカフヨウ(芙蓉)の「中心軸のような1本のメシベ」の拡大図。
 先端の、小さな5弁の花のような部分が、アメリカフヨウ(芙蓉)メシベ。その下の、細い糸の先に丸い粒がつき、ヘアブラシのようにみえるのが、オシベ
 その下のピンクの花は、ムクゲ(木槿)。同じように、中心が赤く、中心軸のような、メシベの下にオシベがぐるっと取りまいています。 
アメリカフヨウ(芙蓉)の中心軸のような、メシベとオシベ






アメリカフヨウ(芙蓉)の中心軸のような、メシベとオシベ→










ムクゲ(木槿) ピンク




 ピンクのムクゲ(木槿)
   中心軸のような、メシベとオシベ 













寒いくらいの7月の陽気が続きました。
 今の時季は、「夏と秋が混じりあっている」ような気候です。
 それで、「秋牡丹(あきぼたん)」の別名をもつ、秋の花、フヨウ(芙蓉)も咲く陽気なのでしょう。
 秋の花、ハギ(萩)も、6月から咲いていますし、白や青紫のキキョウ桔梗も咲いています。
 
運動会の「棒(ぼう)倒し」競技のように、コマルハナバチトラマルハナバチが、抱きかかえて蜜を吸いながらゆれていた、タチアオイ(立葵)の中心軸のような、黄色いシベ。
 いつの間にか、天をめざすような、タチアオイ(立葵)の花は、ほとんど枯れて、こんもり緑の葉をしげらす、ムクゲ(木槿)の咲く時季です。

そして、よく見かけるハチ(蜂)の姿も、クマンバチ(熊ん蜂 クマバチ)などに変わっています。
  コマルハナバチトラマルハナバチは、「7月になると、死んでしまい、姿を消す」…ときいていましたが、花といっしょに虫もまた、「選手交代」の時季なのでしょうか。

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