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2003年10月13日(月) ●「らせん的な逆戻り」の時間で、 『BIG ME (ビッグ ミ−)大きな自分に出会う こころの宇宙の座標軸』 の問題が鮮明になる。 ●紫のメシベを、時計の針に見立て、時計草(トケイソウ)。 ●紫のメシベと白い、副花冠を十字架にかけられたイエス・キリストと光背(オ−ラ)に見立てると、パッションフラワー(受難の花)。 ●紫の卵のような果実は、パッションフルーツとよぶ、奄美特産 ●イニシエーション(通過儀礼 イニシエイション) ●BIG ME(ビッグ ミ− 大我 大きな自分) |
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きょうは、体育の日でしたが、午前中は豪雨。強風波浪注意報も出ていました。 運動会は中止でしょうし、休日の予定を変更したかたもいることでしょう。 ところが、一転、午後からは、太陽が出て、青空と白い雲。夕焼けが綺麗でした。 「○」ごころと秋の空…… ●今、『BIG ME (ビッグ ミ−)大きな自分に出会う こころの宇宙の座標軸』 の版型を大きくした本の制作中なので、 初版が出た1986年の頃のことなど思い出します。 あの頃は、 「バブル景気」の最中で、 ボディ・コンのイケイケ・ファッション、 現代思想や 「ポスト・モダン」が大流行だったわけです。 それらが同時代のことで、 つながっていた、ということは、 後から、わかることで、 その時代に生きていると、 別々の「見えない流れ」です。 あの頃、威勢(いせい)がよかった日本人は、 どこへいってしまったのでしょう? ![]() ●トケイソウ(時計草) パッション・フラワ−↑ ●「手仕事(てしごと)」をしていると、 『BIG ME (ビッグ ミ−)大きな自分に出会う こころの宇宙の座標軸』 にまつわる、むかしのイメ−ジが、 いろいろとわいてきます。 そのイメ−ジは、 「過ぎ去ったこと」であっても、 形を変えて、 「らせん的な逆戻り」として、 今も進行形のように思います。 とくに、「こころの宇宙」のことは、 相似形(そうじけい)で 「同じ」というよりは、 もっと問題が鮮明になって 社会にあらわれてきているような気もします。 たとえば、「引きこもり」の問題など…… ●そんなことを感じているので、 8月頃に咲いていた、 「時計草(トケイソウ)」という名の、 紫の不思議な形の花を思い出しました。上の写真です。 「今の時間」と 「むかしの時間」を、 二重(ダブル)に感じながら仕事をしているので、 時計の文字盤が2つ重なっているような 「時計草(トケイソウ)」のイメ−ジを感じました。 ●10枚の紫の花びらの真ん中に広がる、 白い糸状の部分は、文字盤の「時の目盛り」に見立てられます。 その上の「Y」にみえる紫のメシベを、 「長針、短針、秒針の3本の時計の針」に見立て、 時計草(トケイソウ)と名づけられたそうです。 ●ところが、 「大」の字にみえる部分の上の、 「Y」にみえる紫のメシベを、 「十字架にかけられたイエス・キリスト」に、 白い放射状の広がり(副花冠)を、 光背(こうはい)すなわちオ−ラに見立て、 「パッションフラワー」と、英語ではいいます。 ●南米ブラジルで、 スペインの宣教師たちが、この花をみて、 「十字架のイエス・キリストの受難(パッション)」を連想し、 「パッションフラワー(受難の花)」と名づけたそうです。 「情熱(パッション)の花」ではありません。 ![]() ●トケイソウ(時計草) ヨコ↑ ●トケイソウ(時計草)の果実 パッションフル−ツの青い実↓ ![]() ●上の写真が、トケイソウ(時計草)を ヨコからみたところです。 別の花にみえます。花びらも白。 その下が、トケイソウ(時計草)の果実、 「パッションフル−ツ」の青い実です。 ●時計草(トケイソウ)は、 日本の南、奄美大島(あまみおおしま)の山野に、 古代から繁茂していた・・・ ということを、今回、調べて、はじめて知りました。 上の青い果実が、 「紫の卵」のように実り、 それを「パッションフルーツ」というそうです。 「不老長寿と美人になる果実」として、 大切にされてきたといいます。 ●「パッション・ジュ−ス」は、飲んだことがありますが、 このトケイソウ(時計草)の果実からとるとは知りませんでした。 花と果実が、結ばれにくい・・・ ●去年の冬、トケイソウ(時計草)を垣根(かきね)にうえているかたが、 「ふえてこまるの。 種をもっていく? あげますよ、いくらでも、みんなとっていい。 へんな気持ちの悪い黒っぽい実がなるのよ、この花・・・」 と、写真をとっているわたしに、話しかけてきました。 ●「へんな気持ちの悪い黒っぽい実」とは、 「南国の情熱の味」と珍重(ちんちょう)される、 「パッションフルーツ」のことでしょう。 そのかたは、トケイソウ(時計草)の花は愛好されても、 おいしい「パッションフルーツ」は、 鳥に食べさせてしまっていたようです。 今年の秋の終わりには、またうかがってみようかな……と思います。 ●「受難(パッション)」が続く、 『BIG ME (ビッグ ミ−)大きな自分に出会う こころの宇宙の座標軸』の本です。 今回もトラブルに巻きこまれました。 けれども、「災い 転じて 福となす」ようにしたいです。 またまた『BIG ME』は、 不死鳥のように「死から再生」し、すてきな本になることでしょう。 お楽しみに。 ※→「十字架にかけられたイエス・キリスト」については: 『聖なるチカラと形・ヤントラ』 p39 図4 「翼を失わずに、イニシエーション(通過儀礼 イニシエイション)ンから再生する方向は?」 ※→「死と再生」のイニシエーション(通過儀礼 イニシエイション)については: ★『わたし探し・精神世界入門』p181 「現代に生きる〈イニシエイションの秘儀〉」 ☆『BIG ME』 p205 「通過儀礼――イニシエイション」 ▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽ 後記:※ →個人のためのイニシエイション(イニシエーション 通過儀礼 秘儀参入)と成人式などについては、こちらへ 【2003年1月15日(水) 個人のためのイニシエイションのガイド・ブックと、女正月】 後記:※ →なまくらな息子・娘や大人をも鍛え直す、江戸のイニシエーション(通過儀礼 イニシエイション)の場のお話やそれをかいた葛飾北斎の絵やなどのお話はこちらへ【2002年年9月1日(日) 江戸の名残のイニシエーション(通過儀礼 イニシエイション)の場で、「意味のある偶然=共時性(シンクロニシティ)」により、探していた白い花をみつけた…】 後記:※ →●うちのキンモクセイ(金木犀 きんもくせい)の「死と再生」のお話は、こちらへ。 【2002年10月4日(金) 「死と再生のイニシエイション」と植物神。●キンモクセイ ☆『BIG ME』 ★『わたし探し・精神世界入門』「死と再生のイニシエイション(イニシエーション 通過儀礼)」と植物神 変容の物語 ●キンモクセイ(金木犀 きんもくせい) ●紅白ミズヒキ(水引 みずひき) 赤白 花 ●ギリシャのディオニソス(ロ−マでは、バッカス)「死と再生」を祝う酒(ぶどう酒、ワイン)による、陶酔の神 闇の神 『聖なるチカラと形・ヤントラ』● ニ−チェの「3(三)様の変化」●『ツァラトゥストラ』の変容の物語 ●植物神の「死と復活」と陶酔 ●ワグナ−のオペラ ニ−チェ『悲劇の誕生』●「太陽神のアポロ」崇拝 】 |
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![]() こころの宇宙の座標軸』 (NAYヨガスク−ル刊)が、品切れです。 →→★後記:※新しくできました。→こちらへ ![]() |
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