2003年10月17日(金) ●カマキリ(蟷螂 かまきり)が、ヒヨドリバナ(鵯花)に、擬態。 ●ふりむいたカマキリのみつめる緑の目の中の黒い目玉。 ●逆さになって、みつめる、茶色のカマキリ。 ●おなかの大きな緑のカマキリ。 ●卵のう(嚢)で育ち、「親を知らず」に、生まれる、子どものカマキリ |
コ−ト姿のかたもふえ、虫の音(ね)もあまりきこえなくなりました。 虫たちも冬支度(ふゆじたく)にはいっているようです。 猫も暖かい寝床(ねどこ)をほしがり、 「ここのうちのこにして!」 とばかりに、玄関からうちの中へ入りたがる野良猫が出没する時季です。 ● カマキリ(蟷螂)も冬支度がはじまるようです。 先日、卵がいるみたいな、おなかの大きなカマキリが、 花の葉の上で、まどろんでいました。 秋の陽射しをたっぷりとあびて。一番下の写真です。 ●これから、3月30日にお見せしたようなふわふわのパンのような卵のう(嚢)」をつくり、 その中へ卵を生みつけ、冬を越させるのでしょう。 そして、4月20日にお見せしたような、子どものカマキリ(蟷螂)が、 そこから、ぞろぞろと生まれてくることでしょう。 ●うちの外においた卵のう(嚢)から生まれた子どものカマキリ(蟷螂)たちは、 壁で遊んでいたりしましたが、その後、どこかへ行ってしまったようです。 うちのまわりでは、大きくなったカマキリ(蟷螂)は、みかけませんでした。 ●カマキリ(蟷螂)の擬態↓↓ ●ふりむいたカマキリの緑の目と黒い目玉↑ ●とはいえ、カマキリ(蟷螂)も擬態(ぎたい)がうまいので、 もしかしたら、葉陰(はかげ)にいたのかもしれません・・・ というのも、先日、殿ヶ谷戸庭園でヒヨドリバナを見ていたら、 どうも茎が太くおかしいので、 よく見ると、緑のカマキリ(蟷螂)が、 「わたしは、植物です」とばかりに擬態していたからです。 ●あまりに澄ましているので、 おかしくて笑いながら写真をとっていたら、 カマキリ(蟷螂)がふりむいて、緑の目でみつめます。 (見たな・・・わかる? ) とみつめる緑の目の中の、 よく動く、ちいさな黒目(くろめ)が可愛いかったです。 ●カマキリ(蟷螂)は、好奇心が旺盛なようです。 数日前、散歩中に、 門のサッシのすき間に逆さになってとまっていた 茶色のカマキリ(蟷螂)をみかけ、写真をとっていたら、 むこうも、こちらをみつめていました。 下の写真です。 ↑●逆さで、みつめる茶色のカマキリ ●おなかの大きなカマキリ↑ ●ところが、同じ日にみた大きなおなかの緑のカマキリ(蟷螂)は、 周囲には無関心で、葉の上で、のんびりとまどろむようにじっとしていました。 動きもにぶくなっているのかもしれません。 ●擬態をしたり、いろいろと苦労して、 ここまで生きぬいてきたのでしょう。 無事な出産を祈りますが、 「カマキリ(蟷螂)の親」ができることは、 ふわふわのパンのような卵のう(嚢)をつくり、卵を生みつけるまで。 ひと冬越して、卵が生まれるには、 親とは関係のない数ヶ月を卵のう(嚢)の中ですごし、 太陽の光などの 「縁(えん)」にたよるしかありません。 来年の春、 「親を知らずに、生まれる、子どものカマキリ(蟷螂)」たち…… 虫たちのほうが、わたしたち・人間よりも、 生きものとしては、「自律(じりつ)」しているのではなかろうか ・・・と思う、秋の夕暮れでした。 |
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