内藤景代の日誌風エッセイ |
2004年4月28日(水) 上弦。 ●雨後の竹の子。「地震のときは、竹林に逃げろ」。竹林の7賢。 ●京都、竹寺の竹林の冥想(瞑想)。 ●地下茎でヨコにつながり、タテに上昇しようとする「竹の子パワ−」 にも秘められている「元気の素」。 ●竹の子づくしの日本料理。 ●竹の子の皮は、笠や草履、ラップになった。幻の味、竹の皮のおやつ |
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今夜は、上弦。 きのうは、嵐(あらし)のような暴風雨(ぼうふうう)。風速32メ−トルのところもあったとか。きのうのすさまじい天気を予知(?)していたのか、「通い猫」になった黒の野良猫は、おとといは、夕方と夜の2回きて、たっぷりと腹ごしらえ。 ●まさに、「雨後の筍=竹の子(うごのたけのこ)」のように(?)、きょうは、竹林(ちくりん)では、ニョキニョキ、ぐんぐんと竹の子が伸びたことでしょう。 ●竹と竹の子 ●竹の子が伸びる勢いは、ものすごく、 やわな日本家屋の床など突き破ってしまう、といわれています。 「竹の子パワ−」です。 実際に、竹の子から成長した竹が、縁側から伸びたり、 床から伸びたりしている茶室などをみた記憶があります。 ●竹は、地下茎で、びっしりと広がります。だから、 「地震のときは、竹林に逃げろ」 と教わりました。 それで、竹林があると、 つい、場所を記憶するクセがついてしまいました。 ●むかしの中国(晋の時代)には、「竹林の7賢(ちくりんのしちけん)」がいたと伝えられています。 世俗をさけて、竹林で琴と酒と清談を楽しんだ7人の賢者です。 ●ある暑い夏。 京都で「竹寺」ともいわれた、 竹に囲まれたお寺に参って、 戸を開けはなした部屋にすわり、 孟宗竹(もうそうだけ)の林をみながら 瞑想(冥想)させていただいたことがあります。 風が、竹の葉をゆすり、 涼しい音色が静かにきこえる。。。 すると、床の下から、 ものすごいエネルギ−が渦巻いてのぼってきて、 とても元気にパワ−アップしたことを思い出します。 あのパワ−は、地下茎で横(―)につながりあい、 縦(|)に上昇しようとする「竹の子パワ−」にも 秘められている「元気の素」でしょう。 ●竹と、竹の子 3本 ●竹の子3兄弟(?) 末っ子は、まだ、顔をだしたばかり。 ●竹をつかった日本料理はたくさんあります。 節(ふし)をとった竹筒(づつ)に、 お米を入れてたくと、竹の香りがおいしい。 今の時季のごちそう、竹の子の刺身は、 上のやわらかい部分のみをつかいます。 1本で少量だけなので、うちでは、父だけのごちそうでした。 子どもは、竹の子ご飯に、竹の子の入ったお吸い物や、 茶碗蒸し、竹の子の煮物。 と、竹の子づくし。 ●竹筒に日本酒を入れて、いろり(囲炉裏)に竹をさし、 炭火(すみび)で、お燗し、竹筒のお猪口(ちょこ)で飲む ・・・竹の香りがうつり、いけます。 「平家の落人(おちうど)部落」といわれた、 雪にかこまれた湯西川(ゆにしがわ)の温泉で、 はじめていただきました。 ●今でも、ありますが、「竹の(子の)皮」は、ようかん(羊羹)などの和菓子や、肉や魚をつつむラッピング用品でした。 コロッケなども竹の皮でつつまれていたので、お使いの帰り道は、そのままおなかにあてると暖かい、などといっている同級生もいました。 もっとむかしは、竹の子の皮で、笠(かさ)やぞうり(草履)もつくりました。 竹の子が生長すると、自然に皮が落ちるので、なめして(?)利用。 ●今でもおぼえている「不思議な味」は、 幼稚園(?)か小学校の低学年の頃(?)に、 遊びにいったおうちで、おやつに出された、 焦げ茶の竹の子の皮につつまれていた甘ずっぱいもの。 三角にたたまれた竹の皮、その角を、吸うと、竹の香りとともに、赤いとろみの汁が出てくる。。。。チュ−チュ−とそれを吸いながら、遊んだ思い出。 ●あまりにおいしくて、気に入ったので、 うちに帰ってから、母につくってほしいというと、 そういうものは、見たことも聞いたこともないから、つくれない ・・・というつれない言葉。 あれは、何だったのでしょう? わたしにとっては、いまだに、「幻の味」です。 赤い汁は、ウメ(梅)をつけたものらしいけれど、 梅干しではないし・・・自家製でしょう。 竹の皮にも工夫があったようです。 皮の内側が象牙(ぞうげ)色で、やわらかく、おいしかった。。。。 ●先月の上弦は、3月29日。その前の月の上弦は、2月28日(お話は、27日)。その前の月の上弦は、1月29日(お話は、1月28日)。その前月の上弦は、2003年12月30日(お話は29日)。その前の上弦は、12月1日。 月は、28日周期なので、2003年12月は、2回、上弦がありました。 その前月の上弦は、11月1日。その前の上弦は、10月3日(お話は、10月4日)。前月の上弦は、9月3日。その前の月の上弦は、8月5日。そのまた前月の上弦は、七夕、7月7日。その前月の上弦は、6月8日。そのまた前の上弦は、5月9日。 ●ご自分の「ココロとカラダと気分」の 「なんとなく、のパタ−ン」は、どうでしたか? 「竹の子パワ−」のように、あたまでマ−チ(行進曲)が鳴り響き、パワ−アップする、というかたも多いようです。 ※→瞑想(冥想)とは?こちらへ ●瞑想(冥想)法 (内藤景代・指導)こちらへ http://www.geocities.co.jp/Beautycare-Venus/9006/ ● 「精神世界の疑問と答」は、こちらへ |
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● 「内藤景代の本 心に残る言葉」No2 ●「あなたの心に残る一節」は? |
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