BIG ME club | 内藤景代が毎日更新する 日誌風エッセイ 最新情報 |
内藤景代 記 |
2002年8月29日(木) ☆トライ&エラ−&フィ−ドバック。 ☆夜に開く、白い花。 ☆エンゼル・トランペットとダチュラの花、そして朝鮮朝顔 |
下向きのダチュラの花▽と、上向き▲のダチュラの花の両方を、いっしょに育てている方にお会いしました。(きのうの続きです。) ↑●夕方の川べりで、川の水面の上にのびるように咲いている、ダチュラ。 ●同じ川の近くには、半分、野生化したダチュラが、雑草とともに、咲いていました。 「帰化植物」になっているのでしょう。 ●さて、両方のダチュラの花を育てている方(D)に、お話を聞きました。 D「両方とも、朝鮮朝顔。 同じなんで、うちでは、上向きの白い方を朝鮮朝顔と呼んでます。 片方は、トランペットと呼んでいます。下向きだから。 うちのはトランペットの花も白いので、色で区別できないんです。 近くに、黄色いトランペットの花を咲かせているうちがあるので、 今度、わけてもらって、挿し木(さしき)にしようと思っています。」 A「トランペットは、上向きの朝鮮朝顔みたいな、種は、とれないんですか?」 D「ええ。あのとげみたいな中に入っているような種は、 トランペットにはないんです。 だから、挿し木するしか、ないんです」 ●そういえば、7月17日のエンゼル・トランペット (下向きのダチュラの花▽)を丹精されている方も 「挿し木でふやした」と 数鉢のダチュラの株をさしておっしゃっていました。 ●――ということは、エンゼル・トランペット (下向きのダチュラの花▽)には、 「猛毒のアルカロイド」をふくむ種は、ないのかもしれない …それで、エンゼル(天使)か…? ●なぜ、この方にお会いしたかというと、 夕方に咲く白い花…「夕顔」を探して、 自転車で、さまよって(?)いたからです。 夜目(よめ)に「白い花」を見つけると、 そばに行く… 蛾(が)みたいですね… ●「夕顔」は、「ウリ科。蔓(つる)性で巻きヒゲをなにかに巻きつけて生長する。 白色の5裂した合弁花で、5〜10cmの花を夕方に開き、朝にはしぼむ。 おもに、かんぴょう(干瓢)をとるために、畑で栽培する。栃木県が90%の出荷量。」 ●↑この「夕顔」については、 カラ−写真(『四季 花ごよみ*夏』講談社)と前述のカラ−・イラストがあったので、 カラ−・コピ−して持参し、似たような葉の形を昼間、探し、 夜に白い花がさくかどうかを、自転車にのってでかけチェックしました。 ↑●昼間、一番、夕顔のイメ−ジに近いものが、これでした。丸い実(み)もなっています。 ●「白い花」が、昼間は、しぼんで↓ 丸まっているので、どんな花か、わかりません。 夜に花が咲くのを見ないと… ただ、気になるのは、実が白くない…どう見ても、実は黄色… ●そして、夜に出かけて、花が咲いているのを見ました。 5枚の花弁にフリルがついているような花でした↓ …どこか、海に漂う白く透明な海月(くらげ)に似ていました…… ↑●夜に、咲いたのは、「白い花」でした。 フリルかレ−スのような部分もいれると、 「白色の5裂した合弁花で、5〜10cmの花を夕方に開き、朝にはしぼむ。」 という点は、夕顔と同じです。 ●中心が、黄色で、花びらが5枚。花の大きさも同じくらいで、 つる性で、葉の形もそっくり。咲く時間としぼむ時間も、同じ。 でも、夕顔には、フリルやレ−スはない。 ●↑これは、夕顔の親戚で 、同じ「ウリ科」の「カラスウリ」の花でした。 上の↑丸い実は、カラスウリの実でした。 ●トライ&エラ−&フィ−ドバック (試行 錯誤 しこう さくご そして結果の反映)。 …大変でしたが、 「現実」の「世界」という「開かれた本」を 読み解く「探偵(たんてい)」になったようで、 楽しかったです。 「迷探偵(めいたんてい=名探偵ではなく、迷う探偵という揶揄=やゆ。 語呂合わせ)」ですが… 「少年探偵団」(江戸川乱歩=えどがわらんぽ=エドガ−・アラン・ポ−の 語呂合わせ――の怪人20面相と明智小五郎のシリ−ズに登場) ではなくて、「○年探偵団」。 ……家人(かじん)まで、夕顔の探索に引きこみ、 道の通りすがりの「ついで」に探してもらいましたので…。 ※→「なぜ、トライ&エラ−が必要なのか?」 (『聖なるチカラと形・ヤントラ』202p) ●では、夕顔の花は、どこに? …ムリかと思っていたら、 「これが、夕顔とみんなが思い、夕顔と呼んでいる花」と、 ドラマチックな出会いがありました。幻想的で、とても綺麗な花でした… そのすてきな写真は、また明日。 |
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