2003年4月7日(月) 今、ここは、過去と未来の交差点」だから、サクラの花めぐりが、歴史めぐりにもなっていく…多重的で多層的な、冥想的イメ−ジ世界

きのうの半蔵門(はんぞうもん)を左に曲がり、皇居旧・江戸城)の石垣にそって、歩くと、満開のサクラ)、ソメイヨシノがどこまでも続いていきます。
 半蔵門を右へいけば、桜田門(さくらだもん)です。むかしからサクラ(桜)が多かったのでしょうか。
 
桜田門のそばで幕末に、水戸浪士に暗殺されたのが井伊大老(いいたいろう)。
 後に、「桜田門外の変」とよばれます。今の「桜田門」の警視庁の前あたりが惨劇現場だったそうです。『花の生涯』という小説になり、テレビドラマもありました。
 今、「桜田門」 といえば、警視庁のことです。
 
それにしても、皇居(旧・江戸城)の石垣は、「人間が、人力でつくった」ものですから、スゴイ!と思います。
 あの関東大震災にあっても、崩れていません。↓
 石が不規則だから、かっちりとしていない。その結果、「柔構造(じゅうこうぞう)」なので、ショックを吸収してしまうとか。

 
                 皇居(旧・江戸城)の石垣とサクラ(桜)

                      皇居(旧・江戸城)の石垣とサクラ(桜)↑


 ●あふれんばかりのソメイヨシノの中で、ヤマザクラ山桜もありました。
 ヤマザクラの花の向こうに、白い国会議事堂の三角屋根が見えます。

  ↓ヤマザクラ(山桜)の向こうの 国会議事堂



                                           ヤマザクラ(山桜)の向こうの 国会議事堂




 ここは、「首都の中枢部分」…という感覚がします。

 「空爆やミサイル攻撃には無防備」な、
春の花の都ではあるな〜と思います。
 
それは、それ。

みんな、花の下で、ご機嫌でした。



                                     ソメイヨシノ サクラ(桜)

                                                        ソメイヨシノ↑


 サクラのア−チにそって、土手の上をいくと、
左の堀の向こうに桜並木が延々と続き、高速道路が見えます。
その向こうは、近代的な建物が屏風のよう。

 ところが、手前に、赤レンガ(煉瓦)の古い建物が、
威風堂々と左右対称形(シンメトリ−)に立ちはだかっています。

いかにも、「戦前の日本」という建築です。

 「旧・近衛師団(このえしだん) 司令部 庁舎」で、
早い話が「天皇の親衛隊」の建物。

今は、重要文化財として残され、
「東京 国立 近代美術館 工芸館」です。

 そばの木立の中に、騎馬の大将の銅像がありました。↓


                                     旧近衛師団 司令部 庁舎

                                         ↑◎旧近衛師団 司令部 庁舎


 『アラビアンナイト』の「バクダット盗賊」の国の近衛師団は、
これからどうするのでしょうか。


めぐりが、歴史めぐりにもなってしまいます。

  まさに、「今、ここは、過去と未来の交差点」だな〜と思います。
  
  多重的で多層的な、冥想的(瞑想)イメ−ジ世界
です。

  それが、「こころの世界」なのでしょう。

  
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