2003年4月6日(日) 清新の気がみちあふれてくる、清明。☆旧・江戸城(現・皇居)の土手に黄色い菜の花と紫の花ダイコン。そして水辺に枝をのばすサクラ並木

きのう4月5日が、「清明(せいめい)」でした。
清明
は、一年の「気の流れ」を分節した24節気の1つで、春分の次の節気です。
サクラも爛漫。
天地や万物、生きとし生けるものに「清新の気」がみちあふれてくる時季が、清明です。

                         皇居 半蔵門の土手の菜の花

皇居の半蔵門↑

                      ●半蔵門の土手の菜の花↑

四谷の土手(よつやのどて)から、垂直な道がつきあたる先は、
旧・江戸城(現・皇居)の半蔵門(はんぞうもん)。

 警備の警官のそばに、
紺の制服より高く、黄色い菜の花が、
半蔵門
の土手に風にゆれていました。


「いいんだろうか?」
 と連れと話しました。

 「気づかないんじゃないか?」

 刈りこまれた、手入れの行き届いた松などの植木と対照的に、
野放図に伸びる菜の花の群は、
ほっとさせるなにか…を感じさせてくれます。

 あの多摩川の石ころの中で咲いていた菜の花達に似ていました。
 

半蔵門(はんぞうもん)という名の由来は、
江戸時代に大きな「(ゾウ)」が献上され、
この門の分しか入らなかったから、と聞いたことがあります。

 旧・江戸城(現・皇居)の外堀(そとぼり)の外苑(がいえん)は、
敗戦後の昭和24年頃から森林公園として、開放されています。


半蔵門から、左へ行くと、桜並木で、
千鳥が淵
(ちどりがふち)から旧・江戸城北の丸(きたのまる)公園に続きます。
サクラのトンネルです。

ソメイヨシノサクラの下を通りながら、皇居の方を見ると、手前の土手に黄色い菜の花。そのそばに、紫の花ダイコンが菜の花に負けずに伸び、広がっていました。
 堀の水をはさんで松に囲まれた、皇居の森の緑

サクラと紫の花ダイコン 皇居の外堀     

  皇居の土手









     ←紫の花ダイコン







紫の花ダイコン
















徳川幕府の「江戸城無血開城(むけつかいじょう)」、
1945年の敗戦と「皇居に住む現人神(あらひとがみ)だった天皇の人間宣言」。

この2つの戦争をくぐって、
今・ここ」に、堀があり、
水が流れ、花が咲いている…と
「今の戦争」とダブルイメ−ジで、感じました。

 首都・バグダットを攻撃するアメリカ軍…のニュ−スを見ていると、
首都
・東京に住んでいる身は、ひとごとではないように、思います。

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