2002年10月19日(土) 一粒万倍! 黄金色の稲穂が刈りとられ、新米になるまで

一粒万倍 イネ(稲 いね) お米 稲の収穫のプロセス 新米(しんまい) 初夏の稲の苗(なえ) 黄金色の稲穂(いなほ) 稲の束 脱穀された稲 刈りとり 田んぼ ワラ束(藁たば) 草鞋(ぞうり) ナワ(縄) 秋祭り お神輿(みこし)の上に、初穂(はつほ)
青かった稲穂が、黄金の波のように風にそよぎ、
となりの田んぼでは、
刈りとりがすんで稲の束がほされています。
少し歩くと、
脱穀された稲が、「ワラ束」にくくられ、
次の出番をまっていました。草鞋にあむのか、縄によるのか…

スズメに食べられないようにネットを張った、稲穂の波

↑スズメなどの鳥に、食べられないようにネットを張った、
黄金の稲穂(いなほ)の波。
今どきのスズメやカラスはかしこくなったようで、
案山子(かかし)などをおいても、ダメなようです。
 ネットで稲穂を、おおい、陽あたりや水はけはよくして、
大事な稲を守っていました。

矢川の支流

  ↑きれいな川が流れる、国立(くにたち)の奥に広がる
武蔵野
(むさしの)は、むかしながらの田園風景をのこしているようです。
都心にちかい通勤圏とは思えない、のんびりした空気がただよっています。


断片的にしか知らなかった、
「稲穂から新米(しんまい)ができるまでのプロセス」を、
矢川
にそって散歩しながら、順番に見ることができました。

 陽あたりの関係で稲の育ちがちがうのか、
人手(ひとで)の関係か…それぞれの稲のシ−ンを一日で見られて、
リッチな気持ちになりました。

刈りとって、ほした稲穂
  ←刈りとって、ほした稲穂
 



 鳥に食べられないように、ネットでおおい、稲をほして、脱穀((だっこく)の準備をしています。










                        ワラ束


 草鞋(わらじ)や縄(なわ)をつくるのか、
地面に肥料としてすきこむのか、
次の利用法にむけて、整理されているワラ束(藁たば)。↑

  
 刈りとられた、田んぼ→ 


初夏の稲の苗(なえ)を見たときからの
記憶のシ−ンをつなぎ合わせると、
一粒万倍(いちりゅうまんばい)で、
めでたいな〜と豊かな心持ちになります

見ているわたしでさえ、そういう気分になるのですから、
種から育てた方は、ほんとうに嬉しいでしょう。

 その「気持ちを形」にあらわしたのでしょう
…後日、お神輿(みこし)の上に、
初穂
(はつほ)をおそなえしているのを、
大宮八幡宮のガラス張りの神輿倉庫で見ました。

                                     神輿に捧げられた、イネの初穂

神輿の屋根の鳳凰(ほうおう)の翼(つばさ)に
稲の初穂をかざったり、
神輿の正面の鳥居の前に初穂をそなえたり、
それぞれの町内の神輿の作法(さほう)やしきたりがあるようでした。

 倉庫の内部はくらいので、写真をとりましたが、見えますかどうか…?
 
神輿の前に捧げられた初穂です。↑
 

←★前へ 更新記録 次へ★→

直線上に配置
トップページへもどる