BIG ME club | 内藤景代が毎日更新する 日誌風エッセイ ![]() |
![]() |
2002年8月8日(木) シラサギ(白鷺)そっくりなサギソウ(鷺草 さぎそう)の花 ●浅草 植木市 お富士さん 浅間神社 ミニ富士山 ●泉 鏡花 『白鷺』 ●サギ(鷺)とカメ(亀)が一本の木の上で出会い、見つめあう…立秋 |
きょうは、立秋(りっしゅう)です。 ●立秋は、一年の気の波長を24に分節した、24節気のひとつで、 暦(こよみ)では、きょうから、秋の気がはじまります。 ●太陽が一年にめぐる天の太陽の道を「黄道(こうどう)」といい、 その黄道の面を基準にした座標を、黄経(こうけい)といいます。 黄経は、春の春分点を起点の「0(ゼロ)」として、 東まわりにはかります。 ●立秋は、黄経135度の時になり、 それが今年は8月8日の、きょうのわけです。 ●→NAYヨガスク−ルに天球儀(てんきゅうぎ)が、 正面に飾ってあるので、見てください。 ――遠くから見て、青い天体の天球儀を、 青い海の広がる地球儀と思いこんで、 「知ってる」と見もしない方も多いようですが…。 よく見れば、黄道や銀河や全星座がかいてありますよ。 ![]() ●さて、待ちに待った、鷺草(さぎそう)↑が咲きました。 少し前から、花屋さんでは、鉢植えの鷺草が売られていたので、 そろそろと思い、前から咲いたらデジカメをとらせていただくお約束をしていたところへ、うかがいました。 ●はかなげな鷺に似た2〜3pくらいの白い花 ――鷺草がたくさん花開き、8月の猛暑の中で、外で咲いていました。 ● はじめて、2輪(にりん)咲いている鷺草 ――水苔(みずごけ)の上に咲かせた小さな焼き物の鉢植え―― を見たのは、30数年前の6月30日――大祓(おおはらい)の日 ――浅草の「お富士さんの植木市(おふじさんのうえきいち)」でした。 1960年代当時で、1輪(いちりん)が\1000で、 薔薇(ばら)より、高価な貴重な花でした。 ▲※お富士さんというのは、 浅草の浅間神社(せんげんじんじゃ)の境内に、 富士山の火山岩でできた、小さな富士山があるからです。 霊峰(れいほう)の富士山へ登りたくても登れないひとが、 富士山に「見立てた」ミニ・富士山に登ることで、 同じような御利益(ごりやく)がある…ようになっているそうです。 ●※この浅間神社のお祭りにひらかれる植木市は、 数百軒の植木屋さん達が近県から集まり、 粋(いき)な下町の露地(ろじ)から露地へ 店を並べ、巨大な緑の空間にしてしまう… 東京でも最大といえる規模の植木市です。 ●……それで、どうしても、梅雨どきの湿気のあるころに 楚々(そそ)と咲く花というイメ−ジが、わたしには、あります。 また、そのイメ−ジに、泉 鏡花(きょうか)の小説 ―― 『白鷺(しらさぎ)』の美しい着物姿(きものすがた)のヒロインの イメ−ジが、鷺草を見ると、かさなります。 ●そういうダブル・イメ−ジが、わたしの記憶にあるので、 8月の暑い盛りにさく、強い鷺草の花 ……というのは、意外な感じです。 もちろん、十分に水をやり、丹精なさっているのでしょうが… ![]() ●『新版 こんにちわ私のヨガ』の39nの扉にかいてあるのが、↑鷺草です。 大好きな花のひとつです。 鷺草は、白鷺(しらさぎ)↓が 翼を広げて、ゆうゆうと飛んでいる姿(すがた)に、 花の形がそっくりです。 ●多摩川には、白鷺のコロニ−(集落)があり、 川で乱舞する、たくさんの白鷺の姿が見られます。 見ていると、鷺は、魚をとるのは、あまり上手ではないようですが。 ![]() ●石神井(しゃくじい)公園で、 白鷺と亀が出会い、見つめあっている写真をとりました。 鶴と亀のカップルのようですが、鷺と亀です。 ●「鷺のポ−ズ」(『綺麗になるヨガ』 244n)のポイントは、 ひざとアキレス腱を、息を吐きながら、のばすことです。 足がつりやすい方や、 ハイヒ−ルをはく方、立ち仕事の方、歩き疲れた方などは、 ちじんだアキレス腱がのび、すっきりします。 不安やイライラが解消し、アレルギ−性の鼻炎にも効果があります。 冷房病の冷えで固まったふくらはぎをのばす効果もあります。 できない方は、タオルを使い、毎日なさってみてください。 ちじんだところがのびて、気持ちがよくなります。 |
←★前へ | ![]() |
次へ★→ |