2003年5月2日(金) 
小さな花が重なった「ジュウニヒトエ(十二単衣)」は、薄紫。
モシャモシャの毛で身を守り、ほの暗い林の中に自生していました。
外国産の「ヨウシュ ジュウニヒトエ」は濃紫。
花壇に植えられていますが、繁殖力が強いとか


武蔵野(むさしの)の雑木林(ぞうきばやし)で、1
0cmほどの高さの茎にたくさん花がついた、めずらしい草花を見つけ、
低くかがんで写真をとりました。
    1cmほどの小さな薄い紫の「唇形の花」が上下に回りこむように開いています。

      ジュウニヒトエ(十二単衣) 自生している花
            
           ジュウニヒトエ(十二単衣) 自生している花↑


目を近づけると、茎の部分に
「モシャモシャの白っぽい毛」がはえています。
  花のまわりに、モシャモシャしたフワフワの柔らかそうな短い毛があるし、
ほの暗い草地にはえているので、
花全体がボ−っとかすむような、ぼんやりした感じです。

小さな蘭(ラン)や野生のスミレにも似ている小さな花が、
円錐形に集まっているような形です。

 あとで、調べてみると、「ジュウニヒトエ十二単衣)」という花でした。シソ科。

 上下に、小さな薄紫(うすむらさき)の花が、
幾重(いくえ)にも重なって咲くので、
平安時代の「重ね着ルック」の「十二単衣」に見立てられたようです。

 紫の色は、平安時代には、「高貴な色」とされていましたし…
 
 
                                       ヨウシュジュウニヒトエ(洋種 十二単衣)


花壇に似たような花が咲いていました。
 花の色は、濃い青紫色。

「モシャモシャの白っぽい毛」は、見えません。

 園芸種の、「ヨウシュジュウニヒトエ(洋種 十二単衣)」。外国産です。
  
……その後、あちこちで咲いているのを見かけます。
 繁殖力が強いそうです。

自生している、野生のジュウニヒトエは、
今では、とてもめずらしくなっているといいます。

 木の下の闇に、
たくさんジュウニヒトエがほの暗く浮かんでいたあの雑木林。

「自然を保つ」ように、
さり気なく、ひとが世話をしているのかもしれません。



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