2003年3月17日(月) 東京の天神様の細道に、ゲゲゲの鬼太郎と目玉の親父、ネズミ男、 一反木綿にのった猫少女など、「水木しげるワ−ルド」がある |
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戦争で片腕を失った、漫画家の水木しげるさんを、 お見かけしたことがあります。 「♪鬼太郎音頭(きたろうおんど)♪♪」が流れる、 夏の調布の公園です。盆踊りの会場。 おとなりには、首から下がレントゲン写真のような 「骸骨(がいこつ」の女性が笑っている …全身が黒のダイバ−ス−ツ(?)に夜光塗料で白く、 骸骨の骨組みをかいてありました。 ●神代(じんだい)植物公園へ花を見にいくと、 帰りに、バスで調布(ちょうふ)へ出ます。 調布にある、布田天神(ふたてんじん)と調布駅とのあいだの 「♪天神様の細道(てんじんさまのほそみち)♪」 の古い商店街は、「水木しげるワ−ルド」です。 ←●ゲゲゲの鬼太郎 ●なぜ、「水木しげるワ−ルド」かというと、 「ゲゲゲの鬼太郎と目玉の親父」をはじめとする、妖怪達のほぼ等身大のフィギュア(コンクリ−ト模型)が、通りの、上下左右ののあちこちに飾ってあるからです。 「ゲゲゲの鬼太郎」は、天神通り商店街の出入り口の ア−チの上などにあります。 一反木綿にのった、猫少女(後ろ姿) と正面↓ ●あの夏の盆踊りの頃は、 入口の銀行の飾り窓(ショ−ウインドウ)や、 飲食店のサンプルケ−スなど、通りのあちこちに、 小さな妖怪のキャラクタ−があふれていました。 今年は、通りが、どこか明るくなり、 「再開発」されたようで、妖怪は、数えるほどになっています。 有名チェ−ン店が通りにいくつも入り、 妖怪好きの個人商店は消えていったようです。 空き地も目立ちました。 ●ネズミ男 ●妖怪の似合う、薄暗い商店街は、変身中のようです。 「ネズミ男」は、相変わらず、ベンチで寝ころんでいましたが… ●残っているほかの妖怪は、 「一反木綿(いったんもめん)にのった、 猫の顔の少女」「こ泣き爺(じじい)」などでした。 ●山陰の境港(さかいみなと)の通りなどに、 「水木しげるワ−ルド」ができたそうです。 水木しげるさんの出身地なので、 妖怪の数も充実しているようです。 ●日本海に面した境港は、 「妖しい精霊(スピリット)達」を愛する、 妖怪好きの聖地になりつつあるとか… 30年以上前、学生時代の夏休みに、 境港で一泊したことがあります。 対岸の隠岐島(おきのしま)へ、早朝の船で渡るためです。 夏でしたが、暗く、何もない、さみしい港町…という印象でした。 ●1960代のサイケデリックな フラワ−チルドレン(ヒッピ−)達のたくさんいる 東京・新宿に通っていた頃です。だから、よけい、そう感じたのでしょう。 けれども、逆にいえば、 「暗く、何もない、漆黒の闇」が「ある」から、 奔放なイメ−ジがわいてきて、 「妖しい精霊(スピリット)達」を、 水木しげるさんは、「リアルにみた」のでしょう。「瞑想」的に… ※→「スピリチュアルなイメ−ジの領域」については: 『聖なるチカラと形・ヤントラ』 p 212の「D」 「なぜ、無から有を生む創造力は秘密のチカラなのか?」 |
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