2003年3月14日(金) ☆「無」から「有」が生まれる …象徴としてのコブシ(拳)のつぼみとヒヨコ。 ☆太陽は春分、月は満月、その後の日曜日…が復活祭のキ−ワ−ド ◎イースターエッグ |
大きめの銀色のネコヤナギ(猫柳)のようだった、コブシ(拳)の木。コ ブシの花の白いつぼみが、 銀色のとがったムクムクのコ−ト(?)から顔を出しはじめました。 コブシのつぼみは、白くつるんととがっています。 陽当たりのよい水辺では、コブシの花が、 すでに開いて、咲いていました。 井の頭公園の弁天池です。 ●ネコヤナギ(猫柳)のような、銀色のコブシ(拳)の木↑ 冬、1月。 井の頭公園、弁天池 ● ♪コブシ咲く、北国の春♪♪ という歌を先におぼえ、 「どんな花だろう?」と思っていました。 そして、実物のコブシを見て、 「白いモクレン、ハクモクレン(白木蓮)を小さくしたような花」と知り、 名前の由来に納得しました。 ●コブシの花は、白いモクレン(木蓮)より小さく、 赤ん坊の小さな握り拳(にぎりこぶし)の大きさなので、 コブシ(拳)と名づけられているそうです。 コブシもモクレンも、同じ「モクレン科モクレン属」です。 ↑●銀色のサヤから顔を出した、 コブシの白いつぼみ ●銀色のネコヤナギのようなサヤから顔を出している コブシのつぼみを見ていると、 きのうお見せした「イ−スタ−・エッグ」の割れた中から 顔をだしている2匹のヒヨコに似ている…と思います。 ●「まだ、この世に出現していない、ない=無」に見える、 花のつぼみ(例:コブシ)や卵(例:ニワトリの玉子)。 ●イ−スタ−・エッグの卵の中から顔を出す、2匹のヒヨコ↑ ●花のつぼみが開いて花が咲くこと(コブシの花の開花)や、 卵の殻(カラ)からヒヨコという ニワトリのヒナ(雛)が顔を出すことは、 大きな意味で 「同じパタ−ンの出来事」といえるでしょう。 ●この世に「ない」ように見えた「無」。 無から、 つぼみ(植物)やヒヨコ(動物)という生き物が、 この世に「ある」存在としてあらわれてくる…「有」 「無」から、「有」が生まれる…… ●むかしの人は、そう感じて、 素直に、早春のコブシなどの花のつぼみと開花を 「春の訪れの象徴(シンボル)」として喜んだのでしょう。 「復活祭(イ−スタ−)」の卵も、 古代の「太陽神」の「死と再生(=復活)」を祝う 「春分(しゅんぶん)」の春祭りの象徴(シンボル)」を キリスト教がとりいれたようです。 ●「太陽神」のチカラが一番弱まるのが、24節気の冬至(とうじ)です。 2002年12月22日に冬至の話を次のようにお話しました。 「一陽来復」の宇宙の円環 …冬至と太陽神の祭り、 そして救い主=救世主=メシア=クリストス=キリストの誕生日 ●キリストの誕生日とされる「クリスマス」が、24節気の冬至の祭り。 そして、十字架の上で殺されたイエス・キリストが、 「死んで復活した」とされる聖書の物語・・・ その日が、「太陽神」が復活する日、とされる24節気の「春分」の「春の祭り」といっしょになっているのです…… ●要するに、「生まれた日」も「死んで復活したとされる日」も、 「古代の太陽神(空に輝く太陽のことです)の、冬至と春分の祭り」と いっしょにされてきたのが、キリスト教のイエス・キリストの物語のようです。 古代の太陽神 ≒ キリスト =救い主=救世主=メシア=クリストス ●だから、なぜ、キリスト教の「復活祭(イ−スタ−)」に、 卵(イ−スタ−・エッグ)が関係してくるのかわからない …というひとも多いです。 わたし達、キリスト教のミッション・スク−ルの生徒達には 大きな疑問でした。 ●さて、復活祭(イ−スタ−)の日、というのも、むずかしい。 今回、調べてやっとわかりました。 「太陽神」が復活する日、とされる「春分」が、計算の基準です。 毎年、春分の後の最初の満月を、暦で探します。 次に、その満月の後の最初の日曜日が、復活祭になります。 今年は、4月20日でしょう。 ●太陽は、春分。月は満月。曜日は、日曜日。 それが、その年の、キリストの「復活祭」とされています。 毎年、変わるわけです。 春分は、3月21日ときめているそうです。 日本も、3月21日のその日は「春分の日」で、 仏教系の「お彼岸のお中日」です。 ●コブシ(拳)が開いてきた、春です。 戦争に向かって握りしめていたコブシ(拳)を開いて、 春の喜びとともに 「復活祭(イ−スタ−)」を楽しむこころを、 アメリカの人たちは、とりもどしてほしいです。 ニュ−ヨ−クの「イ−スタ−・パレ−ド」は、 陽気で華やかで、すてきなものとして有名です。 ●ジャンケン(拳)のように、 今年も、コブシ(拳)をグ−から、 パ−に開いて、 「ラブ&ピ−ス」の「Vサイン」のチョキにして、 花いっぱいの「復活祭(イ−スタ−)」を 楽しめる雰囲気の空気に、 ニュ−ヨ−クがなるといいですね。 アメリカやヨ−ロッパには、 「ジャンケン(拳)という遊びが、ない」とききました。 海外にいる日本人は、 ジャンケン(拳)の遊び方を教えてあげてくださるとうれしいです。 ●被害者意識に固まった、 憎悪に引きつった固い雰囲気から、 ニュ−ヨ−カ−は、笑顔をとりもどしてほしいものです。 ●ニュ−ヨ−クの自宅前で、 ファンのひとりに、ピストルで殺された、 元・ビ−トルズのジョン・レノン。 ジョン・レノンの未亡人でアメリカ在住の日本人、 オノ・ヨ−コさんは、 今、故ジョン・レノンの意志をついで 「ピ−ス・イベント」を彼女のホ−ムペ−ジで提唱しています。 「平和な気持ちになろう」… そして、平和なイメ−ジを想像しよう(♪イマジン♪)… 小さな、あなたのできることで、「ピ−ス(平和)」を…と。 ※→ジョン・レノンとビ−トルズのことは、『こんにちわ私のヨガ』 p220 「ビ−トルズのレット・イット・ビ−と般若心経」 ※→「被害者意識」のことは、『こんにちわ私のヨガ』 p168 「被害者意識は捨てましょう」 ●ラブ&ピ−ス love & peaceといえば、 「サッカ−の中田英寿選手」が、ご自分の公式ページ、「中田ネット」のトップに「ラブ&ピ−ス Hide」とかいています。イタリア語で。 「反戦(戦争反対)」の意志表示として。 ラブ&ピ−スのサインの上には、天使が2人。 「さすが!」と思いました。カッコいいです。 ●きのうの3月13日のエッセイには、以下を追加してあります。 http://www.bigme.jp/000-000-03-03/03-03-13/03-03-13.htm (^-^) V → Vサイン: ラブ&ピ−ス love & peaceのサインはV ※後記: アクエリアス(水瓶座)の時代と占星術とニュ−エイジの関係は: 『わたし探し・精神世界入門』 p188 〜p192脚注 ★内藤景代の自分探しの本『わたし探し・精神世界入門』 http://yoga-watashi.nay.jp/ |
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