2003年4月26日(土) ☆「野生の思考」的な「神話的な発想法」 ●裏方とスタ−と両方の役に変身する、 ●ハナミズキ(花水木)の 「花びらに見える葉(ホウ)」。 ●花達の「作戦」に感じる「意志」 |
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●植物の戦略 植物の作戦 「野生の思考」的な「神話的な発想法」 ●花に感じる「意志」なに考えてるんだ〜?脳はありませんが。 ●いのちの知恵 ☆「野生の思考」 ●緑の魔術師たち ●ハナミズキ(花水木 はなみずき)の花びらにみえる葉(ホウ 包葉) 花は緑の小さな粒つぶ ●裏方とスタ−と両方の役に変身 |
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☆今、街路樹として咲いている、 ピンクや白のハナミズキ(花水木)。 きのうお話したように、 下から見上げる角度ですと、わかりにくいですが、 玄関先の低い枝に咲いているハナミズキ(花水木)を見ると、 面白いです。 ●「開花のプロセス」で、独特の不思議な形をするからです。 散歩中などに、 「プロセスの途中の、その時だけの形」を見たら、 何の花なのかわからないでしょう。 ●ハナミズキの「4弁の花びら」に見えるのは、 芽やつぼみを包み、保護する葉が変容した、 「ソウホウ(総苞)」という「葉」です。 だから、ハナミズキの開花のプロセスには、 「花びらに見える葉(ホウ)」が、 「包み」やパッケ−ジの役目をしているのが、よくわかります。↓ ●ハナミズキ(花水木) ピンクと白↓↑ ホウ 開花のプロセス←↓ ●ハナミズキの「花びらに見える葉(ホウ) 包葉」は、 真ん中の黄緑の「たくさんの小さな花」を包む 「風呂敷包み」のように、はじめはなっています。 そのうち、 上のほうだけチラッと開けてみたり、 上は包んで真ん中だけ、 光りをあてたり、いろいろな形をとります。 2枚は閉じ、2枚は開くとか。 ●どういう開き方をするのかは、 カタクリの花のように、 その時のお天気しだいなのか、 その花によってちがうのか? 今年、はじめて気がついたので、 「ハナミズキの開花のプロセス」は、知りません。 ●開花した花だけでなく、 「そこへ至るプロセス」に興味をもつ、 わたしの傾向は、 「ヨガのポ−ズ」を指導しているからかもしれません。 ヨガの「完成ポ−ズ」は、 はずみで一気に決めるのではなく、 ゆっくりとていねいに呼吸と気の流れとイメ−ジで、 プロセスをふんでいくことが大切だからでしょう。 そのポイントを2色のわかりやすイラストで図解しているのが、 最新刊の『家庭でできるビュ−ティ「ヨガ」レッスン』です。 ●ハナミズキのホウ(花びらのように見える葉)は、 ある時季は、花を包む役目をして、 次は、「花のようなふり」をして、 虫たちを呼びよせる役目をする 「はたらきもの(?)」のようです。 実利的な風呂敷などのパッケ−ジの役目から、 花のような「華やかな(まさに!)スタ−」の役に変身する。 裏方とスタ−と両方の役をする、ホウ。面白いです。 文学的な感性(センス)で表現すると… ●こういう「花たちの作戦」は、 「意味のない、ただの偶然の結果」とは、 わたしにはとても思えないです。 「花たちの意志(WILL)」を感じます。 「野生の思考」的な「神話的な発想法」ですが。 ●「3様の変化」をといたニ−チェの師、 ショウ−ペンハウエル(ショ−ペンハゥワ−)のいうような 「盲目的な、生きようとする意志」 (『意志と表象としての世界』)でもないように思います。 「意志」とは? 意識とは? そのあたりのことは、『聖なるチカラと形・ヤントラ』をどうぞ。 ●花たちの「作戦」や「意志」を感じるのは、「幼さな心」だからと、「科学的思考法」からは、いわれるのでしょうが… ※→ニ−チェの「3様の変化」については、 『BIG ME』42ページ と 『わたし探し・精神世界入門』288ページ |
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