2003年5月23日(金) ★緊張=固体□と、流動=くつろぎ〜のリズムを上手につかい、 《めりはり》を楽しみ、「伸縮自在」になりましょう ●「自分って、何?」変わる自分と、変わらない自分 ●「どっちが、(ほんとうの)自分?」 ●自分探しと月の満ち欠けのリズム●白い花、フタリシズカとオダマキ ★□□金剛ヤントラと波〜〜ヤントラの自在な使い方 |
きょうは、下弦。 先月の下弦は、4月23日。 「心と体と、なんとなくの気分」は、どんな調子ですか? 前回の満月の時のように、 ご自分の「ココロとカラダと気分のリズム」をちょっと意識してみましょう。 今月は「新月が2回」ある、特別な月なので……。 ●ご自分の「波の高低」などを自覚すると、 「なんとなく……」という 「こころと体と気分の波」に翻弄(ほんろう)されず、 その波を楽しむことができます。 「サ−フィン」のように、上手に波に乗り、 ご自分の「ココロとカラダと気分の波」を活用してください。 ●たとえば、波が高揚(ハイ)したときには「イケイケ」でも、 下降したときは、頑張らない。 リラックスして、くつろぎましょう。 仕事など、「いつものパタ−ン」に固まった状態をほぐし、 デレデレデレ〜と「ゆるむ」ことも大切です。 「緊張=固体」と「くつろぎ=流動」のリズムを上手につかい、 「めりはり」を楽しんでください。 「伸縮自在」になりましょう。 ●ヤントラ 金剛 ●ヤントラ 波 ヨコ 固まり 緊張 流動 くつろぎ 「緊張した固体的な四角い自分」と、 「くつろぎ、流動的な、ゆるんだ自分」。 四角のヤントラと、 波のヤントラの ふたつのイメ−ジ。 「どっちが、(ほんとうの)自分?」 どっちも、(ほんとうの)自分です。 「両方とも、自分」です。 陰と陽の太極図のように、 「自分て、とても大きい」のです。 満ちては欠け、また満ちる……月のように、 「自分は、変化する」 けれど、「わたしの本質」は変わらない。 変わる自分と、変わらない自分。 「自分探し」の旅を続けると、 「どちらも、自分」、どちらも否定することはない、と気づいていきます。 「2人静(フタリシズカ)」という、白い花のように。↓ 小さな米粒のような花がたくさんついた花穂が、 2本並んでいる、 白い花が、「フタリシズカ(二人静)」です。↑ 白い花の2本の花穂を、 静御前とその亡霊(スピリット、ゴ−スト、精神)が 舞うすがたにたとえています。 「フタリシズカ(二人静)」の緑の葉は大きくて、 白拍子(しらひょうし)の静御前(しずかごぜん)の 袂(たもと)のようにもみえます。 すてきな見立ての花ですね。 まるで、ランボ−の「イルミナシオン」の詩のようです。 「自分探し」に出た「王子」は、 「精霊」に出会い、 「精霊は、王子であり、 王子は精霊だった」 と気づく……2本の白い花は、 両方とも……「わたし」だった……… ※→「自分探し」とA・ランボ−と シッダルタ王子(シャカ→ブッダ)の関係は: 『冥想(瞑想) こころを旅する本 マインド・トリップ』こちらへ p22 「王子 ――二頭立ての戦車にのって……」 p34 「ひとつになりたい」 p36 「カオスからコスモスへ」 フタリシズカの白い花は、 花びらはなく、3個の雄しべ(オシベ)が丸く子房をつつんでいるそうです。 そのせいか、硬質な美しさを感じます。 花穂は、1〜5本の場合もあるそうです。必ず2本ともかぎらない…… ……5本だと、多重人格の静御前 ? ………冗談です。 フタリシズカの白い花のそばに、白いオダマキの花も咲いていました。 ♪しづや しづ しづの をだまき 繰り返し むかしを今に なすよしもがな ♪ と歌いながら、 白い水干(すいかん)に赤い袴(はかま)で舞ったという、 静御前のすがたが浮かぶような、花の配置でした。 静御前の恋人である、源 義経(みなもとよしつね)の血を分けた実の兄で、かつ自分と義経の敵(かたき)である、源 頼朝(よりとも)。 その頼朝の前で、囚われの静御前は、義経とすごした「むかしを今に」もどしたい、おだまきの糸をまきもどすように……と、鎌倉の鶴岡八幡宮で、歌い、舞う。 死を覚悟して。 そのリン(稟)とした気迫に押され、静御前は、許されたといいます…… ●オダマキ 白い花↑ ●4本の柱を組んだ、四角い糸巻きを、 オダマキ(苧環 おだまき)と、むかしはよびました。 くるくると糸を巻いていきます。 ●今でも八丈島の絹織物の黄八丈(きはちじょう)の絹糸は、 オダマキに巻いてあります。 ミニ版のキ−ホルダ−など、八丈島みやげです。 ●オダマキの花は、下を向いて、5本のとがった部分をつきだしています。 その形をオダマキに(苧環)に、見立てているわけです。 ●オダマキの花は、ふつう、薄い紫色が多いです。 このように白い花のオダマキは、はじめてみました。 ●料理のオダマキ(小田巻き)は、 茶碗蒸しにうどんを入れてあります。 「しずのおだまき」をイメ−ジして、 うどんを渦巻き状にいれてあります。 体が温まる、冬の食べ物です。 ●きょうのエッセイも、 「しずのおだまき」を巻きもどすように、 ずるずると連想イメ−ジがつながっていきました。 ほんとうは、イチゴの花と実の写真をお見せしたかったのですが…… 「別の自分」が、白い花をかきたがっていたようです。 「太陽の意識」とは別の 「月の意識」が動く日なのかもしれません。 赤いイチゴはまた、明日。 ※→「太陽の意識」と「月の意識」は:『わたし探し・精神世界入門』を。 p279 「三位一体の女神」 p282 「月の意識と、魔女の大鍋」 p283 「胸の奥で、真珠をつくりだす」 |
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