2003年8月31日(日) ●陸の巻き貝、カタツムリ(蝸牛)のストレッチ運動。●卵から生まれた赤ん坊のカタツムリの貝は、「一巻き半」、年をとるにつれ、渦巻きが多くなる。 ●右巻きと左巻きのカタツムリ。 ●カタツムリは、メスでありオス、雌雄同体 |
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きょうで、8月も終わり、明日から、9月。きょうは、暑いので緑を求めて川べりを散歩に出かけたら、雷が鳴り、通り雨にあいました。雨やどりして空をみていると、太陽が照っています。天気雨(てんきあめ)。太陽に輝いて、透明な雨足(あまあし)が、しま模様のカ−テンのように光っていました。 ●今年の夏は長雨(ながあめ)だったせいか、あちこちで、大きな 5cm以上のカタツムリ(蝸牛)をみかけました。 先日は、カタツムリ(蝸牛)の「ストレッチ運動(?)」を、はじめて見ました。 散歩中に、ある家の鉄柵のような門戸の上に、カタツムリ(蝸牛)がいるのをみつけました。長く伸びています。 そこまでは、ふつう……なのですが、「どこか、ヘン……?!」と思い、立ち止まって、よく見ました。↓ 下の写真です。 ●塀(へい)や壁(かべ)、草の葉の上などを、ピッタリくっついて、はっているカタツムリ(蝸牛)は、当たりまえの動きです。 けれども、この鉄柵のような門戸は、1本づつの柵のあいだが、5cm以上は、離れています。 早い話が、3本の四角い棒の上に、長く伸びている、カタツムリ(蝸牛)です↑。 カタツムリ(蝸牛)のカタピラのような「足」の下には、「何もない、空間」が広がっている部分が、ある………。 ●……長く伸びている、カタツムリ(蝸牛)。 どうしたんだろう? 右手には、5cm以上、離れている、柵が、ある。 ……まさか、あの柵から、移動してきたわけではないだろう。 移動するとしたら、どうやって? 手もないし、腹筋力もないし、羽根もない……ただ、平面をはい回るだけのカタツムリ(蝸牛)……………の、はずだが。 ●それで、カタツムリ(蝸牛)が、これから、どうするのか? 見ていました。 あの「……まさか、あの柵から、移動してきた」らしいのです。 というのも、次に、3cmくらいあいた、となりの柵に移動し、尻尾のような足先は、下へつけていました。下の写真です。↓ ●伸びて縮んで、また伸びて〜、貝を背負ったまま、空間を移動していきます。 まるで、なめらかな「ストレッチ運動(?)」のようです。 意外に、素早い動きをします。 ●おもしろいので、ストロボで光をあて、 連続写真をとっていると、カタツムリ(蝸牛)のほうも、興味をしめし、 「ツノ(角)の先の灰色の目玉」を、こちらへむけます。 みつめあったりして…… ●♪槍(やり)出せ、 角(つの)出せ、 目玉だせ ♪ と童謡で歌われる、カタツムリ(蝸牛)の目玉は 、触覚のように、2本とも、前後左右上下に、よく動きます。 写真の、2つの黄色い矢印が、目玉です。 ↑●カタツムリ(蝸牛) ツノの先の目玉 ●……そして、ついに、柵を移動し、 まぶしいストロボの光はイヤ!とばかりに、 背中を向けて(?)しまいました。 ●このカタツムリ(蝸牛)の巻き貝は、左回り。 反・時計回りです。 ↑●カタツムリ(蝸牛) 左回り ●卵から生まれた赤ん坊のカタツムリの貝は、「一巻き半」。 年をとるにつれ、渦巻きが多くなります。 ●陸の巻き貝、カタツムリ(蝸牛)には、 右巻きと左巻きのカタツムリがいるようです。 先日の、このカタツムリ(蝸牛)は、 こちらから向かって、左回り、反・時計回りです。 5月に、荒川の野鳥の森でみつけた、カタツムリ(蝸牛)の殻は、右回り。 渦巻きが多いので、長生きだったのでしょう。↓(下の写真・左) 8月に、谷戸山で「夏眠」中だったカタツムリ(蝸牛)は、左回り。(下の写真)↓ カタツムリ(蝸牛)は、あまり暑いと体が乾いてしまい、 動けなくなるので、草の上で「夏眠」して、身を守るそうです。 ●右回り・カタツムリ(蝸牛) ↑荒川 5月 ●左回り・カタツムリ(蝸牛) 「夏眠」中 谷戸山 8月↑ ●カタツムリ(蝸牛)は、メスであると同時に、オスでもあります。 「雌雄同体(しゆうどうたい)」。 それをヒントにしたらしく、 縫いぐるみのキャラクタ−で、 「究極の愛の姿、○○さん、という名のピンクのカタツムリ(蝸牛)」がいました。 キモカワイイ・・(気持ち悪いような、可愛いような・・) キャラ(クタ−)でした。 たしか、目玉の黒目は動いたような…… ●のろのろと、はっているだけ……のようなカタツムリ(蝸牛)もまた、 「生き残り戦略」として、「スゴイことを、さり気なく」しているようです。 |
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