2003年7月16日(水) 隅田川で、大量のクラゲ(海月)が、透明なマンダラのように漂う。藪入り(やぶいり)は、年2回の休日。今年の7月、9月の「第3月曜日」は、「ハッピ−・マンデ−(幸せな月曜日)法」により、「連休」。
(ぼん)の送り火藪入り(やぶいり)。大潮隅田川で、透明なマンダラのような大量のクラゲ海月)を見ました。
藪入り(やぶいり)とは、「(やぶ)のような草深い田舎(いなか)へ帰る」、という意味から、「正月と盆の16日に、奉公人(ほうこうにん)が雇い主から休暇をもらって、親などの家へ帰ること」です。

盆と正月、年2回だけの暇(ひま)をもらう、奉公」が、社会の制度(システム)として「当たりまえ」だった、江戸時代の「休暇」が、藪入りです。
 身分(みぶん)制度が厳然として、そびえていた江戸時代には、お店(たな)という会社を休める、盆と正月藪入りは、貴重で幸せな時間だったようです。
 
今なら、小学生くらいの「丁稚(でっち)や小僧(こぞう)さん」が、奉公からはじめて帰ってくる日の情景の、お話である落語(らくご)の『藪入り』は、泣かせます。
 先代の金馬(きんば)師匠が、薬缶頭(やかんあたま)で、幼い小僧さんを演じるとき、健気(けなげ)で可愛く見えるのが、すごい芸の力でした。

やんちゃだった息子が、奉公先で礼儀正しくしつけられ、親の自分にきちんと挨拶(あいさつ)をする……がらっぱちの親父(おやじ)のほうが、どぎまぎして、他人行儀(たにんぎょうぎ)な挨拶をかえす、ちぐはぐな面白さ。

12才の少年が、4才の幼児を殺す、今の時代。
 藪入りなどという言葉は、死語(しご)になっている、今の時代は、幸せな時代のはずですが、どこかが、ヘンになっているよです。

きょうの新聞に、【「海の日」と「敬老の日」が変わりました。】
 という政府公報が、のっていました。どちらも【7月、9月の「第3月曜日」】になったそうです。
 「ハッピ−・マンデ−(幸せな月曜日)法」という「連休」にするための法律の結果のようです。
  
今年のNAYヨガスク−ルの夏休みは、8月のお盆休みをふくむ、 
    8月13日(水)〜20日(水)1週間です。


さて、お墓参りに浅草へ行き、帰りに隅田川から舟に乗ろうとして、水面を見ると、丸いお皿のような「透明な円盤」がたくさん浮いていました。
 吾妻橋(あずまばし)の下です。
 紙皿にしては、数が多いので、よく見ると、大量のクラゲ海月)でした。
 
なのに、なぜ、海の生き物のクラゲ海月水母)が、たくさんいるのか?
  ……まるで、アゴヒゲアザラシのたまちゃんのようですが、あちらは、1頭だけ。
 こちらのクラゲ海月水母)は、数十匹ではきかないでしょう。
クラゲ(海月、水母) 隅田川
                 隅田川のクラゲ(海月、水母) ↑

船上バスのかたにきくと、「干満の差が2メ−トル(!)くらいある時」には、よくあることらしいです。
 7月14日からきょうの16日までは、大潮(おおしお)です。
 瀬戸内海の渦潮(うずしお)をおこすような、「潮の流れの差」が、海に住んでいるクラゲ海月水母)を川へ流してしまうようです。
 川と海とはちがうので、死んで漂っているクラゲ海月水母)も多いそうです。

クラゲのいた、赤い吾妻橋(右端)







  ←クラゲのいた、赤い吾妻橋(右端)




水族館では、真上からクラゲ海月水母)を見ることは、ほとんどできませんが、今回は、逆に真上からしか見られなかったので、「マンダラ」的な姿を楽しめました。
 真ん中の4つの丸い部分は、「ヤントラのギリシャ・クロス」のようにも見えます。
 原始的な生命体、クラゲ海月水母。↓
 それが、マンダラ的な「元型(ア−キ・タイプ、プロト・タイプ)」の形をしているのは、面白いです。

日曜日には、イタメシ(イタリア料理)屋さんで、「クラゲのサラダ」を食べたので、隅田川のクラゲを見ながら、あのコリコリした歯ごたえを同時に思い出していました。
 以前は、クラゲというと、塩漬けが多かったです。
 最近は、刺身用のクラゲもよく売っていて、わさび醤油(しょうゆ)で冷たいクラゲを食べるのも、暑い日には、おいしいです。クラゲ(海月、水母) 隅田川
 




クラゲ(海月、水母) 隅田川→

















 ※→マンダラについては:『聖なるチカラと形・ヤントラ』を。
    p 244  「なぜ、マンダラは円に囲まれ、中心点をもつ対称形なのか?」 
    p 249 図 32「マンダラ:中心点・対称形・円」

   マンダラについては:『ヨガと冥想
           p119 「マンダラは、たましいの全体像 ――ユング
                               p121 図15ヤントラとマンダラの関係
   

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