![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
2003年8月5日(火) ●ステンド・グラスのような、アサギマダラという、1000kmの「渡り」をする、不思議なチョウ(蝶)に出会った、夕暮れの高尾山。●アサギマダラの学名は、インドのビシュヌ神の妻、シ−タ−の名から、「シ−タ−」。●アサギ(浅葱)色は、薄い青。●「平和」時の「いのちの重さ」 |
きょうは、上弦。![]() 急に猛暑になったので、こたえますが、寝苦しくて、扇風機やク−ラ−をつけて寝るときは、タイマ−(時限装置)をつけてください。扇風機を一晩中、直接、赤ん坊にあてて眠り、朝になったら、赤ちゃんは死亡していた、という事実もあります。ク−ラ−をつけ、そのそばで寝て、明け方、心臓発作のような「金縛り」になった暑がりやさんもいます。 寝るときは「寝ござ」をしいたりして、涼しくなるくふうをしましょう。 ●さて、暑いので、梅雨があけた日曜日には、仕事をすませた午後から、涼気(りょうき)をもとめて、「霊気満山」の高尾山(たかおさん)へいってきました。 着いた時は、下山(げざん)する登山姿のかたたちが、高尾山駅のホ−ムにいっぱいでした。 おもしろいことに、遅くでかけるひとたちは、わたしたちをふくめ、気軽な軽装で、早く登山したかたたちほど、重装備が多い。登山靴に毛糸のレッグウォ−マ−とか。 ●わたしたちが下山する、夜8時すぎでも、まだケ−ブルカ−でやってきていました。 というのも、ケ−ブルカ−の駅上に屋外のビア・ホ−ルがあり、夜景を楽しめるようになっているからでしょう。若い女性の酔っぱらいもたくさんいました。 頭にヘッド・ライトをつけた『八つ墓村』(横溝正史)のような(? 失礼)、重装備で、夜の山頂をめざすかたもいますが…… ●話をもどします。高尾山の山頂では、今回は、雲が多く、 お正月のように、富士山を見ることはできませんでした。 そのかわり、山頂では、ヘリコプタ−が旋回していました。 その音がやむと、レスキュ−隊員が、出現……。事件? ●ひとり、滑落(かつらく)事故にあったそうです。 夜、ムササビが滑空するのを見るために、巣穴がある杉の木の下で待っていると、 担架(たんか)をひとつ、10数人のレスキュ−隊員が運んで、山からおりてきました。 いのちは助かったようです。 パトカ−、バイク、ヘリコプタ−、徒歩と数十人が、救出作戦に参加。 ……これが、「平和」時の「いのちの重さ」なのだ、と思いました。 「同じ、いのち」が、「戦争」になると、まったく軽くなってしまう、不思議… ●さて、非日常のめずらしい体験がいろいろありましたが、 はじめて見るチョウ(蝶)やクワガタに出会えて、うれしかったです。 ステンド・グラスのような、アサギマダラが、 夕闇の中をひらひらと舞っているのをみたときは、驚きました。 というのも、高尾山のパンプレットにイラストがのっていましたが、 実物は、もっと美しかったからです。 ![]() ●アサギマダラ ●西日(にしび)の木洩れ日(こもれび)に、 アサギ(浅葱)色が透き通り、オレンジ色も透明で、 茶色の線がステンド・グラスのようにみえる、アサギマダラ。 アサギ(浅葱)色は、薄い青です。 ![]() ●アサギマダラ ●1000kmの「渡り」をする、不思議なチョウ(蝶)といわれますが、 優雅で、ふわふわ、ひらひら、なよやかです。 ストロボをたいて、1メ−トルくらいの距離で、撮影しましたが、逃げません。 ほかの登山者が通り、一度は逃げても、 何度でも、わたしたちの前に、ふわふわ、ひらひら、ともどってきて、 写真をとらしてくれました。綺麗です。 ●アサギマダラの学名は、「 Parantica sita 」。 Parantica は、「アサギマダラ属」。 sita は、インドのビシュヌ神の妻、「シ−タ−」の名からとった、 アサギマダラの名前です。 インドでは、「シ−タ−」は、美しく貞潔な理想の女性です。 インドにも飛んでいるアサギマダラは、その美しさから、「シ−タ−」の名をつけられたのでしょう。 ※→インドのビシュヌ神と「ビシュヌ・ヤントラ」については: 『聖なるチカラと形・ヤントラ』を |
2003年3月発売 最新刊 ・ 発売中!![]() ![]() 『家庭でできるビュ−ティ「ヨガ」レッスン』 内藤景代・著 PHP研究所・ \1300 「体に効く、心に効く、美に効く」ヨガを、見開きの2色の図解のイラストで。呼吸法と「気の流れ」もわかりやすいと大好評! ★表紙の拡大イメ−ジは、こちらへ ★内容の紹介の「はじめに」は、こちらへ ●目次のご紹介は、こちらへ ■ ネット書店 |
![]() ★内藤景代の本 心に残る言葉 読者とつくるページです http://www.yoga.sakura.ne.jp/hon-kotoba/ |
←★前へ | ●全バックナンバー● | 次へ★→ |