![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
2003年7月9日(水) ●入間川の水がふえると、消える石橋。 ●軍荼利(グンダリ)神社。クンダリ−ニの当て字。 ●ヨガ宗、真言密教。軍荼利明王、不動明王。 ●龍の力、渦をまく「へびの力」。赤い力 チカラ、赤い渦巻き。ONとOFF。 ●龍をのりこなす「冷−暖−熱」。 ●「魔法使いの弟子」の失敗。 ●「クンダリ−ニ信仰」の危険。 ●まっ赤なダリア 『ゲド戦記』 龍のひと |
入間川(いるまがわ)には、 「川の水がふえると、消えてなくなる橋」があります。 大きな石を同じすき間で、置いただけの、 「飛び石」の橋です。 石と石のあいだは水が渦を巻いて流れていきます。 飯能(はんのう)の大河原の「軍荼利(グンダリ)神社」は、 その橋を渡らないと行かれません。 増水時には、その「飛び石の橋」は、なくなり、 遠くはなれた橋まで行かなければなりませんが、 今は、橋は健在(?)でした。 ●『家庭でできるビュ−ティ「ヨガ」レッスン』の ウォ−ミング・アップのように、ひざ回しや腰回し、 脚伸ばしなどをしてから、「飛び石の橋」を渡りました。 「石橋をたたいて、渡る」というのは、 慎重な態度の代名詞ですが、 この石橋は、すべると危険ですから。 ![]() ●増水すると、消える石橋 ●川を渡り、鬱蒼(うっそう)としたすべる山道をのぼり、 自動車道路を渡り、また山道に入ると、 「軍荼利(グンダリ)神社」がありました。 小さな祠(ほこら)で、苔(こけ)むしています。 暑い日なのに、神社の境内だけは、ひんやりして、 湿気をふくんで、緑の葉も艶々しています。 ●なぜか、お社(やしろ)の、向かって右に、 「相撲(すもう)の番付(ばんづけ)の板」が奉納されていました。 どうも、「勝負ごと」とか「いくさ(戦)」や 「軍(ぐん)」関係の信仰があつい神社のようです。 「軍人」さんの奉納物もありました。 「軍」という字がつく神社だからでしょうか。 ![]() ●軍荼利(グンダリ)神社↑◎ ●「軍荼利」は、「根元的な生命エネルギ−」 すなわち「先天の元気(せんてんのげんき)」を意味する、 インド(天竺)のヨガの「クンダリ−ニの当て字」です。 けれども一般に、日本人は、 漢字の「意味」を感じてしまうようです。 アルファベットのような「表音文字」として、 漢字を読み流しにくい。 そのあたりの数千年間の歴史的な混乱については、 『ヨガと冥想』で「インド発 中国経由 日本着」でかきました。 ![]() ●この「軍荼利神社」は、 空海の真言宗(くうかいのしんごんしゅう)、 すなわち「ヨガ宗」である真言密教のお寺にあったそうです。 明治の「神仏分離」政策で、神社だけが残ったのでしょうか。 そして、密教的な意味は、忘れられて、 信仰されてきたのかもしれません。 ●このお社の上にも鳥居があり、 もっと古い祠があり、絵馬がたくさんかかっていました。 女性が祈る絵と男性が祈る絵の2種類の絵馬。 「お礼」として、おもちゃの刀(かたな)も奉納されていました。 ●上のほうが、軍荼利神社の奥津城(おくつき)なのでしょう。 ●軍荼利(グンダリ)神社 奥津城(?) ●真言密教の軍荼利明王(グンダリみょうおう)は、 クンダリ−ニを「擬人化」した 鬼のような形相(ぎょうそう)の明王像です。 京都の東寺(とうじ)の立体マンダラ(曼陀羅)で、 大日如来(だいにちにょらい)の化身(けしん)のひとつとして、 牙をむき、へび(蛇)を体にまきつけ、火炎をせおっています。 ● 『BIG ME 』50ペ−ジで、 真崎 守さんが、軍荼利明王を迫力のある絵をかいてくださいました。 牙をむいた鬼の形相をして、 火炎の気を発している不動明王(ふどうみょうおう) すなわち「お不動様(ふどうさま)」)のような 「軍荼利明王」の前には、 「龍にのった両性具有のひと」が、遠くをみています。 ●龍は、龍の力、 渦をまくような、とぐろをまいた 「へびの力(サ−ペント・ファイヤ−)」である、 「クンダリ−ニの力を象徴」しています。 「赤い力」です。「赤い渦巻き」。 ポイントは、「いかに、その力を乗りこなすか」です。 「ONとOFF」が自在にできないで、 「ON」だけの技術を求めると、 龍の力に翻弄(ほんろう)されてしまいます。 ![]() ●赤い力。赤い渦巻き。左巻きの渦。 ●だから、いかに自由自在に、 龍を乗りこなすように、 「赤い気」である「先天の元気」の 「クンダリ−ニの力」を味方にするか・・・が、 わたしのヨガのポイントのひとつです。 そのために、わたしのヨガでは、 「基本と奥義(おうぎ)」として 「冷−暖−熱」を身につけるわけです。 ●ディズニ−の映像と音楽の共振である アニメ−ション『ファンタジア』で、 ミッキ−マウスが「ON」しか知らない、 「魔法使いの弟子」になり、 水があふれて身を滅ぼしそうになります。 魔法を覚えるには、臨機応変な「OFF」、 「その力を消すこと」も大切です。 ※後記;『ファンタジア』で、ミッキ−マウスが 「ON」しか知らない、「魔法使いの弟子」になったシーンのフィギュアの写真とお話は、こちらへ。 【2008年1月1日(火) 心ひとつの置きどころ 花をみるか、枯れススキをみるか 「オギ(荻 おぎ)とススキ(薄 芒 すすき)のちがい」 石ころだらけの河原 タデ(蓼 たで) 赤い花 白い花 石のもとにて、花咲かん 巨大な堰(せき) クンダリ−ニ 軍荼利明王 (ぐんだりみょうおう) 赤いチカラ 仏教の「密教」で、ヨガ宗すなわち瑜伽宗(ゆがしゅう) 弘法大師(こうぼうだいし)空海(くうかい)の真言(しんごん マントラ)密教 子年(ねどし)なので、年賀状は、赤いマントをつけ、青いとんがり帽子をかぶった「魔法使いの弟子」にふんした ネズミのスーパースター ミッキーマウス ディズニー映画『ファンタジア』 トリック・スター ピンクのバラ(薔薇 ばら) モーツァルト】 http://www.bigme.jp/00-08-01/08-01-01/08-1-1.htm ●なぜ、長々とクンダリ−ニの力についてかくかというと、 ある種のヨガ好きなかたたちには 「クンダリ−ニ信仰」ともいえる、危険な兆候があるからです。 「すべての願望をかなえる万能の法」として、 「クンダリ−ニ」を目覚めさせることだけを修行して、 「気が逆上」して、 気がヘンになってしまい、 正気(しょうき)にもどれなくなってしまう・・・ 最近、また、「妙なお手紙」を頂きましたので、 「赤信号の点灯」として、危険注意をかかせていただきました。 ●「龍の力」を、上手に使うために、 小さな本物の2匹の龍、 「龍の落とし子(タツノオトシゴ)」をアレンジして、 「立体(3D)ヤントラ NAYマンダラ」を作っています。こちらへ。 大きな画面でご覧ください。 「龍の力」を敵にせずに、 自分のものとするために、 対立した力を統合した 立体(3D)ヤントラの「シュリ−・ヤントラ」で 冥想(瞑想)なさってみてください。 ●そういえば、アシュラ・K・ル・グインの最新刊の 『ゲド戦記 5巻』は、龍とひと、 「龍のひと」のお話が面白かったです。 龍の火の力をどう使うか・・・ ![]() ●赤いダリア ●飯能では、まん丸の球体の、 5cmほどのまっ赤なダリアが咲いていました。 花びらも丸い筒(つつ)のようにみえます。 敗戦後の日本には、赤いダリアがあちこちに咲いて、 とても元気を感じました。 最近は、淡い色あいが好まれるのか、 東京では、ほとんど見かけなくなったので、 なつかしい花です。 「赤い力」を感じます。 もう一度、上手に「赤い力」をよみがえらせて、 乗りこなせれば、日本という国も、 少しは元気になるのではないでしょうか・・・ ※後記 「金剛峰楼閣 一切 瑜伽 瑜祗経」に基づき、 高野山 金剛峰寺を建立した、平安時代の「ヨガ行者=ヨギ=瑜祗」である、空海(くうかい)のヨガ(瑜伽)宗、真言密教 孔雀明王(くじゃくみょうおう)や、坂口安吾のお話は、こちらへ。【2002年10月7日(月) クジャクと『孔雀王呪経』。コアラと白フクロウの食べ物。「正解は、ひとつ」では、ない。「金剛峰楼閣 一切 瑜伽 瑜祗経」に基づく 高野山 金剛峰寺 ヨガ行者=ヨギ=瑜祗 空海 ヨガ(瑜伽)宗 真言密教 孔雀明王 『孔雀王呪経(くじゃくおうじゅきょう)』呪法の経典(ス−トラ) 400年頃のインドの経典「毒をくらっても、毒に負けない、クジャクのパワ−」 『孔雀王』 羽根を広げたクジャクに乗ったシヴァ神の一族 坂口安吾 道鏡禅師 『ヨガと冥想』「日本の神々とインドの仏を統合した、空海――ヨガ宗」 「正解は、ひとつ」では、ない。放し飼いのクジャク、コアラ、白フクロウ 福郎(ふくろう)当て字(あてじ)『聖なるチカラと形・ヤントラ』 「適応」と『わたし探し・精神世界入門』 「この顔で ヘビを 食らうか 福郎(フクロウ)くん akiyo】 http://www.bigme.jp/000-00-02-10/02-10-07/02-10-07.htm ※→「ヨガ行者=ヨギ」である空海の「ヨガ宗」といわれる真言密教については、 『ヨガと冥想』 p136「日本の神々とインドの仏を統合した、空海――ヨガ宗」 ※→ クンダリ−ニは:『綺麗になるヨガ』 p92 「スシュムナ−(波動の上下軸)【背骨】 p76 図7 七つのチャクラ 「クンダリ−ニの上昇」 ※→ 軍荼利明王 『BIG ME 』p50 『綺麗になるヨガ』p93 |
![]() 内藤景代とNAYヨガスクール ![]() |
←★前へ | ![]() ![]() |
次へ★→ |