2003年10月25日(土) 心身の健康の秘訣は、ヨガのポ−ズで「頭寒 足熱(ずかん そくねつ)」そして「頭−胸−腹」の「冷−暖−熱」。「樋口一葉 こころのふるさと」がなぜ、塩山? 「心頭滅却すれば、火 自ら涼し」の恵林寺、塩山。禅は、「古典ヨガのラジャ・ヨガ」から派生した、「解脱や、覚り・悟り=覚悟(かくご)」の「身体行法」。ヒョウタン(瓢箪)一族は、座禅の形で冥想(瞑想)中
きょうは、新月New Moon. (さく)。大潮。先月の新月は、9月26日(お話は9月27日)。その前の新月は、8月28日。そのまた前の新月は7月29日。その前の新月は6月30日の大祓。そのまた前の新月は、5月31日と、5月1日
 
  霜降
をすぎ、夜や朝の冷えこみがきついですが、心身の調子はいかがですか? 
 
    体の温度差(グラデ−ション)が、「頭寒 足熱(ずかん そくねつ)」そして、「頭−胸−腹」の「冷−暖−熱」が心身の健康の秘訣です。
 上着ばかり暖かくしないで、足も暖かくしてください。とくに足もとをあっためましょう。

下の左の「太極図のヤントラ」のように↓、「暖色の赤がで、寒色の青が」の、体の温度差(グラデ−ション)になっていると、なにかとうまくいきません。頭だけがカッカして、体がついていきません。
 そんなときは、下半身を動かすヨガのポ−ズをするとか、腰をまわす、歩くなどをしてください。頭がク−ルになり、ムリをしないでも、ものごとが「順調」になっていきます。
 そして、下の右の「太極図のヤントラ」のように↓、「暖色の赤がで、寒色の青が」の、体の温度差(グラデ−ション)に「逆転」させてください。
 「気」がわかるかたは、腹と腰の肚(はら)の中心「丹田(たんでん)」を熱くしましょう。
      
 
     ヤントラ・太極図 暖色の赤が上で、寒色の青が下 「変化」をあらわす矢印変化 「変化」をあらわす矢印  ヤントラ・太極図 暖色の赤が下で、寒色の青が上
    ヤントラ・太極図                    ヤントラ・太極図
  暖色の赤がで、寒色の青が        暖色の赤がで、寒色の青が
   頭が熱く、足が冷えている状態        頭が冷静で、足が熱い状態
    

丹田のポ−ズは、『家庭でできるビュ−ティ「ヨガ」レッスン』のカバ−です。↓
 ヨガと冥想にものせています。内藤景代のオリジナル・ポ−ズです。
 「冷−暖−熱」のイメ−ジは、ビデオヨガと冥想』のカバ−に、CG合成であらわしています。こちらへ
 
  ※→冷−暖−熱は:
    『わたし探し・精神世界入門』 p327 「一 から 三 へ展開する」
  ※→冷−暖−熱の冥想は:
     『ヨガと冥想』 p259 「体で、イメ−ジする
   ビデオ『ヨガと冥想


さて、先日は、勝沼ぶどう郷からJRの塩山(えんざん)まで足をのばしました。
 塩山市は、大菩薩峠(だいぼさつとうげ)の入口で、笛吹川(ふえふきがわ)が流れ、温泉もたくさんあります。
 むかし、塩山にきたときはなかったのに、「樋口一葉(ひぐちいちよう) こころのふるさと」というポスタ−がありました。
 ・・・なぜ? たしか、樋口一葉は、江戸生まれだったような・・・

樋口一葉の両親が塩山の出身で、樋口一葉は、「一度も、塩山をおとずれたことが、ない」が、小説にはかき、イメ−ジの中だけの「こころのふるさと」として大切にしていた・・・ということだそうです。
 来年発行の新5000札に、樋口一葉の肖像がえらばれたので、「(えん)」と「ゆかり(縁)」を求めたようです。

「心頭 滅却すれば、火も自ら涼し」の快川国師の石碑 塩山塩山恵林寺(えりんじ)は、武田信玄(たけだしんげん)の菩提寺(ぼだいじ)です。
 1330年の創建といわれる、臨済宗(りんざいしゅう)の(ぜん)寺です。

 ←この恵林寺には、左の石碑が、指定文化財の「三門」のそばにたっています。
 夕暮れだったので、読みにくいですが、快川国師(かいせんこくし)の以下の言葉がかいてあり、有名です。

 三門」とは、「つの解脱(げだつ)にいたる(方法への道)」という意味です。

 「安禅(あんぜん)必ずしも
        山水(さんすい)をもちいず。

 心頭(しんとう) 滅却(めっきゃく)すれば、
       (ひ) (おのずか)ら 涼し
 
 戦国時代に織田信長により、この恵林寺が、焼き討ちにあったとき、快川国師が、石碑の言葉を唱えて「火定(かじょう)」した場所に、この三門はたっているそうです。

 今風にいえば、たとえ、体が「達磨(ひだるま)」になっても、「心と頭」がク−ルであれば、体を燃やす「」もク−ルなのものだ、という意味でしょう。
 ・・・すさまじい「覚悟(かくご)」で、火定、すなわち焼け死んだわけです。ベトナム戦争のときも、みずから焼け死んだ僧侶がいましたが・・・


↑「心頭 滅却すれば、火も自ら涼し」の快川国師の石碑 塩山

この快川国師の言葉は、

          「心頭 滅却すれば、火もまた涼し

 として、むかしから日本人の「集中力や精神力」を鼓舞(こぶ)するときに使われてきました。

しかしながら、最近は、頭も心も冷えきって、身体感覚や現実感覚が希薄(きはく)で、夏でも冷え性のかたが、男女ともにふえています。
 手首をリスト・カットしたり、体を痛めることで、「生きている」と実感したり・・・
干した、ヒョウタン(瓢箪)
「心頭 滅却」していなくて、渦をまいた混乱状態なので、「火もまた涼し」では、困ったことになるでしょう。
 座禅しなくても、何も「感じない」・・・という「感じない、こころ」なので、「ひとの痛みも、感じない」としたら、いかがなものか・・・干した、ヒョウタン(瓢箪)

↑干した、ヒョウタン(瓢箪)→

は、「古典ヨガのラジャ・ヨガ」から派生した、「解脱や、覚り(さとり)・悟り(さとり)=覚悟(かくご)」の「身体行法(ぎょうほう)」です。
 そのあたりのことは、『ヨガと冥想』p128p129をどうぞ。

↑恵林寺の境内で、干した青いヒョウタン(瓢箪)を売っていました。上と右の写真です。20〜30cmで、¥200〜¥300。→
 ヒョウタン(瓢箪)一族は、どれも「ダルマ(達磨)さんのように、座禅の形」をしているようにみえました。

冥想(瞑想)スタイルのヒョウタン・グッズをつくるつもりで、すがたがよいのを、おみやげにしました。
 この青いヒョウタン(瓢箪)を腐らして、ひと皮むいて干し、茶色にしてから、好きな色を塗るそうです。
 「冥想(瞑想)中のひと」にみえるように、色をぬり、絵などかいてみたいです。
 これもまた、時間が作れたら・・・

 ※★解脱とは? 仏教とは?など精神世界の疑問と答のチャ−トは、こちらへ

2003年3月発売  最新刊 ・ 発売中!『家庭でできるビュ−ティ「ヨガ」レッスン』内藤景代・著 PHP刊 表紙 大好評 9刷!
『家庭でできるビュ−ティ「ヨガ」レッスン』 
           内藤景代・著 PHP研究所・ \1300

体に効く、心に効く、美に効く」ヨガを、見開きの2色の図解のイラストで。呼吸法と「気の流れ」もわかりやすいと大好評!

             ★表紙の拡大イメ−ジは、こちらへ
             ★内容の紹介の「はじめに」は、こちらへ
             目次のご紹介は、こちらへ
 ■ ネット書店


『BIG ME』(NAYヨガスク−ル刊) 内藤景代・著   ←BIG ME (ビッグ ミ−)大きな自分に出会う  こころの宇宙の座標軸』 (NAYヨガスク−ル刊が、品切れです。
 
 版型を大きくして、読みやすくするなど変更して出版の準備中です。  
                           ご注文は、しばらくお待ちください。合掌
 8月15日(金)更新 「あなたの心に残る一節」を「内藤景代の本 心に残る言葉」という公認サイトへ、お送りください。「なんでもあり」です。 NAYヨガスク−ルの「会員以外」のかたも、ご参加ください。 メ−ルは: mail@bigme.jp

←★前へ 更新記録 次へ★→

直線上に配置
トップページへもどる