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2003年7月14日(月) ◎構造主義に欠けているものは、「歴史の流れ」↓ →「すべてを、水に流す」か、歴史を「川の流れ」と、イメ−ジするか。 ●【歴史とは、「彼の物語」】。 ●フランス革命の記念日、民主主義の原点、「パリ祭」。 ●「群【賢】、象をなでる」 精神のリレ−、BIG ME(ビッグ ミ−)。 ●お盆と手作りの「石の墓」、そばに、赤いお灯明のような赤い鬼灯(ほおずき 酸漿) |
☆BIG ME(ビッグ ミ− 大我 大きな自分) イメ−ジする=瞑想(冥想 メディテーション) ★構造主義に欠けているものは、「歴史の流れ」(→歴史は「川の流れ」が象徴(シンボル)→早稲田大学での内藤景代の卒業論文「サド侯爵とフランス革命 個人と社会」2人の師:澁澤龍彦さんがサド、ルソ−は平岡 昇先生が担当 フランス的パンセ(思考) マルキ・ド・サド 実存主義 フランス革命 民主主義の原点 ☆hisutory his story 歴史とは「彼の物語」☆パリ祭☆「群【賢】、象をなでる」精神のリレ− ☆「すべてを、水に流す」日本人 歴史は「川の流れ」 ☆お盆 手作りの「石の墓」 赤いお灯明 赤い鬼灯(ほおずき 酸漿) 入間川 |
昨夜から雨。きょうは、満月。Full Moon ![]() 先月の満月のときは、6月14日(土)。その前の満月は、5月16日(金)、そのまた前の満月は4月17日(木)。「心と体と、なんとなくの気分」は、どうでした? 3ヶ月、チェックしてみて、ご自分の「心と体と気分」の傾向や「リズム」のパタ−ン(形)がみえてきましたか? ●きょう、7月14日は、フランス革命の記念日。 民主主義の原点。「パリ祭」。 フランスのパリでは、盛大なお祭があります。 王様が中心の政治から、 名もない市民を中心にした民主主義の政治への、 「革命」への道の始まりの日です。 ![]() フランスの三色旗は、 この時の理念をあらわしています。 この3色は「自由、平等、博愛」というフランス革命の理念の象徴(シンボル)です。 ●民主主義は、「当たりまえ」ではなく、 市民達の血みどろの屍(しかばね)の上に、 勝ちとられ、築かれた政治形態です。 けれども、わたし達・日本人は、 「天からの授かり物(さずかりもの)」 のイメ−ジがあるような気がします。 ●敗戦により、 「それまでの教科書」の都合の悪いところには、 墨で「×(ばつ)」 を塗るように、学校で指導し、 生徒たちは全員、 「××××××××××××××××××」 したそうです。 それにより、 きのうまで「鬼畜米英(きちくべいえい)」 とよんでいた 「敵方の民主主義(デモクラシ−)」をとりいれた、 わたし達・日本人・・・。 ●「すべてを、水に流す」のが、 得意な国民性なので、 「××××××××××××××××××」も、 受け入れたのでしょう。 「水のない、砂漠の民(たみ)」である、 アラブ人やユダヤ人、イスラエル人だったら、 きのうまでのことを、 即、 「××××××××××××××××××」 にすることはないでしょう。 だから、 [中東・イスラム・パレスチナとヨーロッパ(欧米)の問題]は、 歴史的な問題もふくみ、根深いわけです。 ●フランス革命は、 わたしの早稲田大学での卒業論文のテ−マのひとつでした。 その件は、去年の7月14日に以下のようにかいています。 2002年7月14日(日) 「民主主義の原点」、パリ祭。 三色旗、自由、平等、博愛。 個人(ME)と社会(BIG)の対立を、 フランス革命をヨコ軸として考えた、 わたしの卒論。 ルソ−で高名な平岡 昇先生と、 サド裁判の澁澤龍彦さんのお二人が、 わたしの早稲田の卒業論文の先生の理由(わけ) ![]() ◎↑構造主義に欠けているものは、「歴史の流れ」(→歴史は「川の流れ」が象徴(シンボル)(→「野生の思考」の例 ↑●入間川の流れ 飯能 ●先日の飯能(はんのう)では、 澄んだ入間川(いるまがわ)が流れていました。 河原で、夕涼みをしていると、ほっとしてのんびりします。 時間がゆっくりと流れていくように感じます。 ●歴史は、「川の流れ」にもたとえられます。 「今・ここ」の「点」のような自分に流れこんでいる「歴史の流れ」… ある高名なひとの英語の駄洒落風にいえば、 【歴史とは、「彼の物語」】。 his story= history ‖ ‖ 彼の物語 = 歴史 ![]() といわれた『野生の思考』の構造主義を武器にした レヴィ・ストロース。 ●構造主義に欠けているものは、 「歴史の流れ」・・・の発想だ、 ともいわれます。 「今・ここ」の「点」のような「形=構造」をみることで、 歴史にしばられない。 それが、構造主義の美点のひとつ。 けれども、長所は、短所にもなります。 ![]() 神聖図形でもあるヤントラなどを使い、 構造主義の美点を生かしながら、 「歴史の流れ」・・・もリンクでたどりたい ……というのが、わたしのヨガと冥想(瞑想)の立場であり、 この日誌風エッセイのコンセプトのひとつです。 ●それにより「群【盲】、象(ぞう)をなでる」ではなく、 「群【賢】、象をなでる」ような 「思想的な不毛な戦い」を、 「生かし合い、助け合う」ような 「精神のリレ−」にしたいと願っています。 ●「くちばしの黄色いヒヨコ」時代の自分を 育ててくださった、 諸先生たち……への感謝は、 「歴史の流れ」 ・・・を意識することにつながります。 ![]() ↑◎ 象は[個人]の全体性のシンボル(象徴)→ユング心理学 わたしの「BIG ME(ビッグ ミ−)のシンボル(象徴) ![]() 飯能の観音寺(かんのんじ)の鐘(かね)つき堂に、 梵鐘(ぼんしょう)の代わりに、 なぜか、大きな「白い象」がおかれているのをみて、 上記のように感じました。 ●白い象 観音寺 鐘つき堂↑ ●「象」は、ユング心理学では、「個人の全体性の象徴」です。 またそれは、わたしの「BIG ME(ビッグ ミ−)」のイメ−ジのひとつでもあります。 ●今は、お盆(ぼん)なので、 亡くなったなつかしいかたたちを思い出すのでしょう。 7月15日を中心に、13日を迎え盆、16日を送り盆といいます。 お盆のことは、以下のように去年の7月15日のエッセイにかきました。 2002年7月15日(月) お盆と、ご先祖の霊=お精霊(しょうりょう)と迎え火、送り火。 餓鬼道。「仏=仏陀=ブッダ=覚者=さとったひと=ほとけ」は、 「成仏」したひと。祖霊信仰と、仏教の習合。 ![]() ●赤いホオズキ(酸漿、鬼灯) 石の墓↑ ●入間川を見下ろす、山間(やまあい)で、 「こじろう」と平仮名でかいた石がありました。 ●手作りの小さな「石の墓」のようです。 そのそばに、まるで、赤いお灯明(とうみょう)のように、 赤い鬼灯(ほおずき 酸漿)が実っていました。 それをみて、こちらの胸に、ぽっと暖かいものがともりました。 可愛がった犬の墓でしょうか? 猫? または、金魚の墓? ――それとも、蝶々? ●石という「永遠に変わらないもの」をよすがに、 「こころの思い」をきざみ、 「なきものたちを偲ぶ」 ……それが、 変わりゆく「歴史の流れ」に翻弄されがちな、 わたしたちの「生活の知恵」のひとつでしょう。 ◎「変わるものと、変わらないもの」 についての瞑想(冥想)は、 【「変わる自分と変わらない自分」のギリシャ・クロスのヤントラ】 で、どうぞ。↓↓ ![]() 「変わる自分と変わらない自分」のヤントラ 内藤景代・作 ◎↑構造主義に欠けているものは、「歴史の流れ」(→歴史は「川の流れ」が象徴(シンボル)(→「野生の思考」の例 拡大ページこちらへ→→ |
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