内藤景代の日誌風エッセイ |
ヨガと瞑想による「気づき」で自分と世界が広がるフォトエッセイ。月の満ち欠けとともに更新中! |
2005年11月2日(水) 立冬(りっとう)。 ●オシロイバナ(白粉花 おしろいばな)、別名・夕化粧(ゆうげしょう)の 「2段式ロケット噴射」のような「二重咲き(ふたえざき)」。 (→野生の思考の例 ●もうきのふぼく(盲亀の浮木) ● 【「ウドンゲノハナ(優曇華の花 うどんげのはな)」が開いたもの】 といわれる「へんな生きもの」に出会う。 ●クサカゲロウ(草蜻蛉)の幼虫。 NAYヨガスク−ルの生徒さんのペ−ジ「猫の集会」11月号をアップ。 |
※後記;●ウドンゲ(優曇華 うどんげ)の花といわれる、クサカゲロウ(草蜻蛉 くさかげろう)の卵の写真とお話は、こちらへ。
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今夜は新月、朔(さく)New Moon ● 夕焼けが綺麗でした。 7日は、もう立冬(りっとう)になります。 布団(ふとん)などは、あったかい冬ものを用意しましょう。 NAYヨガスク−ルの生徒さんのペ−ジ「猫の集会」の11月号をアップしました。 ↑●オシロイバナ(白粉花 おしろいばな) 夕化粧(ゆうげしょう) 二重咲き ●なかなか出会わないめずらしいものの代名詞として、 「もうきのふぼく うどんげのはな」があります。 敵討ち(かたきうち)の相手に会ったときなど、 その次に「ここで会ったが、百年め!」と叫びます。 子どもの頃、落語(らくご)や時代劇映画で聞いた言葉です。 ●なんで「100年目」なのか? 「もうきのふぼく うどんげのはな」とは何なのか? よくわからずにおぼえていました。 ●さて、漢字でかくと 「もうきのふぼく(盲亀の浮木) ウドンゲノハナ(優曇華の花)」は、 「確率が限りなくゼロ」にちかいもののたとえです。 だから超(チョウ)めずらしい。 もうきのふぼく(盲亀の浮木)の話は、 仏教の「法華経(ほけきょう)」からきているそうです。 大海の底に住む、盲目の亀(カメ)が、 百年に一度(それで、100年目!)、 浮上し、海面に顔を出す。 そのとき、穴がひとつしかない波にただよう 浮木(ふぼく)と出会い、 その穴に頭が入る。 こんな偶然は、 ほとんど「ありえな〜い」。 それだけ、仏の教えに出会う仏縁(ぶつえん)は、 まれなことである・・ ありがたや、有り難や。 ●ウドンゲノハナ(優曇華の花)は、 同じく仏教で「3000年に一度花を開き, そのときに如来(にょらい)が現れる」 とされている花です。 そして、なんと! 【「ウドンゲノハナ(優曇華の花 うどんげのはな)」が開いたもの】 といわれるものに今回、出会いました。 あとで、写真をお見せしましょう。 驚きますよ。 ◎「そんな花が今、咲いているの?」 という疑問は、もっともです。 実は、花では、ないのです。 「へんな生きもの」です。 まずは、綺麗な花、 めずらしいオシロイバナ(白粉花 おしろいばな)、 別名・夕化粧(ゆうげしょう)の「二重咲き(ふたえざき)」 をお見せしましょう。 上と下の写真です。↑↓ ●午後4時頃から咲くので、 夕化粧(ゆうげしょう)、 英名は、フォー・オ・クロック(4時)。 夕暮れの近づく、海べの町で、 「2段式ロケット噴射」のように、 筒状の花が咲いている、 オシロイバナ(白粉花 おしろいばな)、 別名・夕化粧(ゆうげしょう)に、はじめて出会いました。 ↑↓→●オシロイバナ(白粉花 おしろいばな) 夕化粧(ゆうげしょう) 二重咲き ●ラッパ状の花のつけ根に、 フリルのような花が咲いている、 「2段式ロケット噴射」のような、 オシロイバナ(白粉花 おしろいばな)。 白に赤の斑入りや、赤に白の斑入りと、カラフルです。 ●調べてみると、 オシロイバナ(白粉花 おしろいばな)の 「花」にみえるのは、「ガク(萼)」。 花のつけ根のガク(萼)にみえるのは、 葉が変容した「ホウ(包・苞)」。 上の写真をみると、よくわかります。 「2段式ロケット」の1段目は、 緑色で、葉のなごりをしめしている「ホウ(包)」。 この「ホウ(包・苞)」が、色づくことがあり、 そうすると、上の写真のような「二重咲き」になるそうです。 ●「ホウ(包)が、色づく」のは、 ハナミズキ(花水木 はなみずき)たちの作戦と同じ。 (→野生の思考の例 ハナミズキ(花水木 はなみずき)の花びらにみえる葉、 「ソウホウ(総苞)」の変容の写真は、こちらへ。 【2003年4月26日(土) 裏方とスタ−と両方の役に変身する、ハナミズキ(花水木)の 「花びらに見える葉(ホウ)」。花達の「作戦」に感じる「意志」】 ●そして、これだけいろいろな花色に変化し続けている、 オシロイバナ(白粉花 おしろいばな)の「花」ですが、 いわゆる「花びら」である「花弁は、なし」。 はじめにかいたように、 「花」にみえるのは、「ガク(萼)」が変容したものです。 下に、ふつうのオシロイバナ(白粉花 おしろいばな)、 一重(ひとえ)の「花」をおみせします。 つけ根が、葉のカタチが変化した 緑の「ホウ(包・苞)」なのがわかります。↓ ●オシロイバナ(白粉花 おしろいばな) 夕化粧(ゆうげしょう) ひとえ咲き↑ ●オシロイバナ(白粉花 おしろいばな)の、赤、黄、白、オレンジなどの花の写真はこちらへ。 【2002年8月19日(月) オシロイバナの「進化」は、今、現在も進行形。「オシロイバナ・ミックス」は、カラフルなビ−チ・パラソルのように、変化し続ける。3色の混じりあいは、無数の色と形を生む】 ● 立冬(りっとう)は、「これから冬に入る、という時季」で、 一段と寒さが厳しくなります。 北風にのって、遠い国からやってきた渡り鳥たちもふえてきます。 立冬(りっとう)のお話と綺麗な秋薔薇(あきばら)は、こちらへ。 【2004年11月6日(土) 立冬(りっとう)。下弦。NAYヨガスク−ルの 「猫の集会」の11月号を、アップ。こころに、かび(黴)がはえてしまわないように・・・、ロ−ズガ−デン(バラ園)へ。バラ(薔薇 ばら)の香りと色、形を競う国際コンク−ル神代植物公園。珍しい新種のバラ(薔薇 ばら)。青空にすっくと伸びる2メ−トル以上のバラの花と『鏡の国のアリス』の世界】 ●さて、この寒いのに、 まだ、あちこちでピンクのフヨウ(芙蓉 ふよう)の花が 、つぼみをもち、開花し、華やかです。 フヨウ(芙蓉 ふよう)の花は、暑い8月におみせしました。こちらへ。【2005年8月24日(水) 処暑。 夏休みの澄んだ青空に高く咲く、ピンクと白の花。紅白のフヨウ(芙蓉 ふよう)。フヨウ(芙蓉 ふよう)とムクゲ(木槿 むくげ)のちがい。柱頭のメシベのかたちと葉。『MY LOHAS (マイローハス)』に 「朝ヨガで体と心をデトックス」を掲載中。 「ローハス」とは、「Lifestyles of Health and Sustainability」 の頭文字をとった造語。「持続可能」な「環境、自然、健康に優しいライフスタイル」。「よい方向へ変わる未来」を願った、30年前。1975年刊行の『こんにちわ私のヨガ』。】 ●それで、晩秋に咲いている フヨウ(芙蓉 ふよう)の花をみていたら、 葉の上に「ゴミ」のような5ミリメートルほどの固まりがあり、 気づくと、風もないのに、動くのです・・・ 葉の上にこぼれた、 フヨウ(芙蓉 ふよう)の「花粉」は、動いていない・・ (あやしい・・・・!) なんか、葉の上で、動いています。 拡大して撮影したのが、下の写真です。 何でしょう? ●よくみると、 左の赤い矢印の部分、 2本のハサミのようなもので、 花粉の粒(つぶ)をはさみ、 ひょい!と背中に、背負っています!! そして、葉の裏に逃げる。 白っぽいのは、フヨウ(芙蓉 ふよう)の「花粉」です。 「へんな生きもの」です。 ●カニ(蟹)で、 「モクズショイ(藻屑背負い)というのに、似ています。 海藻をハサミで切り、背中にカラフルにまとう。 ●モクズショイのような「へんな生きもの」は、 調べてみても、わからないので、多摩動物園に問い合わせました。 すると、「クサカゲロウ(草蜻蛉)の幼虫」というお答でした。 ウスバカゲロウ(薄羽蜻蛉)に似て、 緑色の羽根をもつ、美しいクサカゲロウ(草蜻蛉)の幼虫が、 この「へんな生きもの」だったのです。 ●その後、注意して探すと、 あまりゴミなどを背負っていない 「クサカゲロウ(草蜻蛉)の幼虫」に出会いました。 上の写真です。 両目で、しっかりこちらをみつめています。 口は、カーブをえがいた あめ色のハサミ(赤矢印)になっています。 しっぽが長い。 ●↑クサカゲロウ(草蜻蛉)の幼虫 ◎ウスバカゲロウ(薄羽蜻蛉)の写真と、 「ウドンゲ(優曇華)」のお話は、こちらへ。 【2003年8月29日(金) 儚いカゲロウ(蜻蛉)。 優美なウスバカゲロウ(薄羽蜻蛉)の子ども時代は、 「引きこもり」の「アリジゴク(蟻地獄)」という虫。 「3000年に一度、咲く」という「ウドンゲ(優曇華)」は、 クサカゲロウの卵。脱皮と羽化と、ひとのイニシエイション」。 アンダ−グラウンド世界(略称 アングラ)の、白いキノコは…】 ◎2003年8月の日誌風エッセイにかいたように、 「ウドンゲノハナ(優曇華の花)」は、 この【へんな生きもの、クサカゲロウの幼虫の「卵」】を、 花とまちがえて、伝えられたものだそうです。 図鑑やネットなどでみると、 白い卵が集まると、小さな花のようにもみえます・・・ どちらにしても、卵時代も、 羽化したはかなげなカゲロウ(蜻蛉)時代も、 この写真からは想像できませんね・・・ 生きものの「当たりまえの変容(メタモルフォーゼ)」って、スゴイ! と思います。 ※後記; ウドンゲ(優曇華 うどんげ)の花といわれる、クサカゲロウ(草蜻蛉 くさかげろう)の卵の写真とお話は、こちらへ。【2006年7月17日(月) 「めずらしいことのたとえ」であり、「特別のこと」の代名詞、「ウドンゲ(優曇華 うどんげ)の白い花」をはじめて、見た!「ウドン(優曇)」は「インドの古い文語体の言葉(梵語 サンスクリット)」から。「盲木の浮木 優曇華の花(もうきのふぼく うどんげのはな)」。 コケ(苔 こけ)の赤っぽい花と同じようなカタチ。クサカゲロウ(草蜻蛉 くさかげろう)の卵。「電球をおおう、円錐の傘」のふちの卵。「蜻蛉」とかいて、「カゲロウ(蜻蛉 かげろう)」とも「トンボ(蜻蛉 とんぼ)」とも読む。トンボ(蜻蛉 とんぼ)の正面の顔。首をかしげ、くるっと回転。水分とりすぎの「水毒症」と夏バテ アレルギー性鼻炎や浮腫。「水分が多すぎる」ものを、東洋医学では陰(いん)】http://www.bigme.jp/00-06.07/06.7.17/06.7.17.htm ※後記; 「ウドンゲ(優曇華 うどんげ)花」とまちがえられる卵をうむ、クサカゲロウ(草蜉蝣 くさかげろう)の成虫の写真とお話は、こちらへ【2006年8月22日(火) めずらしいことの代名詞、「ウドンゲ(優曇華 うどんげ)花」ともいわれているもの「卵→→幼虫→→成虫」と、クサカゲロウ(草蜉蝣 くさかげろう)の一代記(いちだいき) 「人面カメムシ(亀虫)」の「笑い亀虫(カメムシ かめむし)」は、アカスジキンカメムシ(赤筋金亀虫 あかすじきんかめむしの幼虫。エサキモンキツノカメムシ(江崎 紋黄 角 亀虫 えさきもんきつのかめむし)は、「ハート型亀虫(カメムシ かめむし)。 ビーズのような青緑の卵」を育てる。クロアゲハ(黒揚羽 くろあげは)蝶のオス。 処暑。暑さもおさまり、初秋(しょしゅう)の気配】 * ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: * ●NAYヨガスク−ルの生徒さんのペ−ジ「猫の集会」の11月号をアップ。こちらへ。 ●今回は、初参加のかたが、おふたりで、合計12名の「個性的な猫さんたち」です。 ●ようこさんは、今、滞在中のカナダのモントリオールから写真を送ってくださいました。 ●ゆきこ・Sさんは、2匹の猫がつくる「猫の太極図」。まさに、そのカタチ! ●mariko さんの「うちの猫、ラウル君」は、丸く、円のカタチ。 ●かよこ・Nさんのシルクロードの旅。カシュガルの可愛い少女3人。 ●健治さんは、「私の居場所」。干してあるのは、なんだかわかりますね。 ●MAMIさんは、中国の上海(シャンハイ)。未来編。埋め立て地に、こんなに高く? ●まどかさんは、「秋の影の中で」のエッセイ。メランコリー(憂鬱)の季節・・・ ●Tomiko さんは、「紅葉 ライトアップ」その2。幽玄の世界。 ●Kayokoさん は、ニュージーランドのマウントクック、標高3674メートル.。 ●雅博さんは、再録、富士山、標高3776メートル。 ●yosihiro さんは、デルフィの神託に従って建設した古代都市、トルコの「エフェス」。図書館とメデューサ。 ●singo さんは、シンセサイザ−で「寄り道」。 * ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: * ●ココロとカラダと気分の「なんとなく、のパタ−ン」は、どうでしたか? 新月、New Moon は、「闇から新しいものが生まれるとき」。 それで、新月の時季になると、創造的なパワーが、潜在意識からわいてきて、「いつもの決まりきった仕事、ルーチン・ワーク」がなんとなくイヤになり、イライラするひともいます。 そんなときは、紅葉しはじめた秋の道を散歩したり、接近中の赤い星・火星の輝く夜空をながめたりしてみましょう。木の葉や木の実をひろうのも楽しいです。 そこからインスパイアされるものを、五感のセンス(感性)で、あなたなりのカタチにしてみましょう。 音・香り・色・手触り・味覚、なにか作ってみませんか? イライラがウキウキに変わりますよ。子ども時代みたいに、なにかを手作りしてモヤモヤをカタチにすると・・・ 月の満ち欠けのように、変化する意識を味方にして、創造的なパワーを活性化するには、この本がおすすめです。こちらへ。 『ハッピ−体質をつくる 3分間瞑想』 心と体がオーラに輝く 月の意識のヨガ瞑想 * ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: * ●先月の新月は、10月3日。前月の新月は、9月4日。前月の新月は、8月5日(お話は、8月6日)。前月の新月は、7月6日。前月の新月は、 6月7日(お話は、6月10日)。前月の新月は、5月8日(お話は、5月9日)。前月の新月は、4月9日(お話は、4月5日)。前月の新月は、3月10日(お話は、3月11日)。 前月の新月は、2月9日(お話は2月11日)。前月の新月は、1月10日(お話は、9日)。前月の新月は、12月12日(お話は、15日)。前月の新月は、11月12日(お話は13日)。前月の新月は、10月15日(お話は、10月13日)。 前月の新月は、9月14日。前月の新月は、8月16日(お話は、8月15日)。前月の新月は、7月17日(お話は、7月18日)。その前月の新月は、6月18日。その前月の新月は、5月19日。その前月の新月は、4月20日。その前の新月は、3月21日。 春分の翌日でした。その前月の新月は、2月20日。その前の月の新月は、1月22日(お話は、21日)。その前月の新月は、2003年12月23日。 その前の新月は、11月24日(お話は、11月25日)。その前月の新月は、10月25日。その前月の新月は、9月26日(お話は9月27日)。その前の新月は、8月28日。そのまた前の新月は7月29日。その前の新月は6月30日の大祓。そのまた前の新月は、5月31日と、5月1日。 |
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